いぼたろうの あれも聴きたい これも聴きたい

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2017年 01月 22日

さよならHMV163

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先日、HMV163蓄音機をボクより若いSPレコード愛好家の方に引き継いでいただきました。
無事お部屋に収まり、音が出たとのお知らせをいただきホッとしているところです。

思えば、この蓄音機をebayで購入したのは2001年初めのことでした。
この年に最後となった職場に就職したのですが、転職にはエネルギーが必要で、いきおいテンションが高くなって、何か記念にという行動に出たのでしょう。

以来16年余りになりますが、この数年は1年にいっぺん聴くか聴かないかぐらいでした。
蓄音機の箱の中に歌手やヴァイオリニストが入っているのではないかと思うほどの臨場感のある再生音は蓄音機独特の魅力がありますが、G&Tやフォノティピアの骨董盤をサウンドボックスの重針圧にさらすのは可哀そうですし、なにより狭い部屋で聴くには音が大きすぎます。

それで、SPレコードの電気再生は蓄音機の再生音をリファレンスとして、できるだけそれに近い音をということで、昔のスピーカーをあれこれ試しましたが、最後にマルコーニフォン136を入手して以来、何年かは満足していました。
しかし、1年ほど前にマーストンから出たバッティスティーニの復刻CDを聴いて、その新鮮な音にビックリしたことは、先年ちょっと書いたとおりです。

最近入手したTRUESOUND TRANSFERSのThe 1902 "London Reds"もそれに勝るとも劣らない出来栄えです。
1902年の録音がまるで古さを感じさせません。ボクのようなシロートが普通にSPレコードをかけてもこういう音は出ません。実にリアルな音です。
それに再生時の回転数が明記されているのも貴重です。

蓄音機は迫力のある、ある種の生々しい音が出ますが、レコードに入っている音の一部しか再生できていないという気がします。それもかなりデフォルメして。(あくまで個人の感想です。)
それに対し、これらの復刻CDを聴くと、演奏の微妙なニュアンスがより明瞭に聴こえてきます。
最近は、こちらの表現の方をより好ましく思うようになりました。

という訳で、そろそろ終活の意味も有り、蓄音機を受け継いでくださる次の世代の方を探していたところ、幸い去年の初め頃、快く応じてくださる方が見つかりました。それから約1年たって引き渡しが実現しました。

いただいた代金で、PCオーディオ用の専用PCを調達しようと思っています。
去年1年かけてCDをすべてSSDにリッピングしました。再生ソフトはiTunesですので、候補はMac miniですが、2年ほど新モデルが出ていないので、そろそろ出ないかな?
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by ibotarow | 2017-01-22 21:19 | 蓄音機 | Trackback | Comments(2)
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Commented by Loree at 2017-01-29 21:27 x
その節は便乗して立ち会わせていただき、ありがとうございました。車に積まれた蓄音器がなんだかドナドナの牛のように見えます。。。
Commented by ibotarow at 2017-01-30 08:49
Loreeさん、その節は運搬を手伝っていただきありがとうございました。

この蓄音機は16年前の、ある晴れた昼下がり(?)サザンプトンから船に乗って横浜港に着きました。
送り出す方は悲しい気分ですが、受け取る方のワクワクした気分を今思い出しています。


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