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2017年 09月 10日

デジタル化その15 アンリ・マルトー

15回目は、Henri Marteau (1874-1934)のカルメン幻想曲です。

Electrola
12 December 1927, Berlin, w. Pancho Wladigueroff (pf)
EH 104, 4-047900 [CW 1425-I△, G, 1] Carmen Fantasia Op.25, pt.1 (Bizet-Sarasate)
EH 104, 4-047901 [CW 1426-II△、R, 1] Carmen Fantasia Op.25, pt.2 (Bizet-Sarasate)

マルトーはカルメン幻想曲を2回録音していますが、これは1回目の録音EH 104です。
ちなみに2回録音した由来はアンリ・マルトーのカルメン幻想曲に書きましたが、2回目の録音EH 413は、

5 November 1928 Berlin, w. Pancho Wladigueroff (pf)
EH 413 [CLK 4702-2] Carmen Fantasia Op.25, pt.1 (Bizet-Sarasate)

June 1930, Berlin, w. Clemens Schmahlstich (pf)
EH 413 [CNR 741-2] Carmen Fantasia Op.25, pt.2 (Bizet-Sarasate)

で、パート1とパート2の録音日は2年近い隔たりがあり、ピアノ伴奏者も異なります。

マルトーの愛器はマギーニ[1]で、マルトーの伝記[2]によると、このマギーニは伝説の名器で、オーストリアのマリア・テレジアからモーツァルトに贈られたものです。
しかしモーツァルトは生活苦のため手放し、その後フランスにわたってマルトーの恩師レオナールのものとなり、彼の死後、16歳のマルトーに譲られたものだそうです。

回転数は、Symposiumの復刻CD[3]と聴き比べた結果、76 rpmとなりました。
念のため、もう一つの復刻CD[4]と比べてみると、78 rpmで音程は合うのですが、不思議なことにテンポが合いません。CDの方が速いのです。
こちらの方が新しいので正確かと思っていましたが、何を根拠にこういう処理をしたのかわかりませんので、これは採用を見合わせます。

76 rpmで再生したカルメン幻想曲の音源をこのページにアップしました。

今回は新しい試みとして、
EH 104 [CW 1425-I△, G, 1] Carmen Fantasia Op.25, pt.1 (Bizet-Sarasate)

EH 104 [CW 1426-II△、R, 1] Carmen Fantasia Op.25, pt.2 (Bizet-Sarasate)
をつないでみました。間隔の長さは適当です。
上の曲名をクリックしてください。


References
[1] Giovanni Paolo Maggini https://en.wikipedia.org/wiki/Giovanni_Paolo_Maggini
[2] 戸張通子,『マルトー 大作曲家たちを虜にした世紀の大ヴァイオリニスト』(ショパン, 2010)
[3] Important Early Sound Recordings - Violinists Vol. 1, SYMPOSIUM 1017 (1994)
[4] HENRI MARTEAU Swedish pupils & colleagues, Caprice, CAP 21620 (2000)



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by ibotarow | 2017-09-10 07:22 | ヴァイオリン_電気録音 | Trackback | Comments(0)
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