2007年 04月 30日
がーさんが、山水の豆粒トランスでは、あまりに可哀想かろうと思し召して、WE-18Aオートトランスを貸してくださいました。 このトランスはタップが15個出ていまして、端から、 0-0.25-0.4-0.64-1-1.5-3-4-6-8-12-16-32-130-500Ω となっています。2次側(ドライバー側)を0-500Ωにつなぎ、1次側(アンプ側)をいろいろ探って、一番大きな音のする、0.25-1.5Ωにつなぎました。インピーダンス比でいうと、1.25:500ですから、16Ω換算で16:6400になります。おいろっぱさんのサジェッションは正しかった、2次側数kΩのトランスが必要だったようです。 もっとも、タップを数個ずらしても、音量はさほど変らなかったので、これは真空管アンプが負荷変動に強い(鈍感)ということでしょう。 2次側の線材には、mr.hmvさんにいただいたWEの単線を奢りました(これしか無かったというのが本音ですが)。 それで、高域のヌケは、山水に比べて目覚しく改善されました。不思議ですねえ、山水は小さいから低音は無理でも高音は悪くないだろうと思いましたが、WEに比べると、眠たい音です。コアが違うんでしょうね。 これだけ聴いていると、特に電気録音はこれで十分じゃないかと思えてきます。 でも、実験が終わった後、サウンドボックスで同じレコードをかけたときの、ダイレクト感というか、新鮮さは、おそらく帯域バランスが違うんでしょうが、ドライバーより鮮明でした。 HMVのコーンスピーカー再生の方が、バランス的にはサウンドボックス再生に近いです。 やはり僕は、蓄音機は蓄音機として聴きたいと思います。
by ibotarow
| 2007-04-30 10:25
| 蓄音機
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