2006年 06月 03日
先日落札したSP盤が届きました。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=132204569&owner_id=419787 まずは、ゼルマ・クルツのゾノフォン盤から。他の4枚のレコードは入札前に復刻CDで試聴済みなんですが、これだけは初めてですので、期待が高まります。 彼女の最初期のレコードは以前にも書いたように、 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=67014819&owner_id=419787 1900年のBerlinerに2面、1902年のG&Tに3面、同年のZonophoneに7面あります。 今回のレコード、 Green Zonophone X-23012/23015 Selma Kurz: Mignon-Styrienne (Thomas)//Der Vogel Im Wald (Taubert), Wien 1902 は、いずれも彼女お得意のロング・トリルの魅力を如何なく発揮した曲で、StyrienneはBerliner、G&Tに続いて3回目、Der Vogel Im Wald はG&Tに続いて2回目の吹き込みです。 もっとも、オリジナルは、Black Zonophone X-1668/1671で、今回のリナンバ盤は後年のプレスでしょうか。 なお、1回目のStyrienneは、SYPOSIUM 1318 The First Opera Recordings 1895-1902に、2回目のStyrienneは、SYPOSIUM 1237 The Harold Wayne Collection Vol.35に復刻されています。そうなると聴き比べたくなります。 結果は、まあ同じ人が2年足らずの間で歌っているので、そんなに変るわけはないのですが、強いて言うとBerliner盤が一番元気が良く、G&Tが一番まとまっているという印象です。じゃあZonophoneはというと、伴奏がオーケストラというのと、やはりSP盤ですから、一番声がクリアです。 Der Vogel Im Waldは初めて聴きましたが、ロング・トリルの前と後にちょこっと歌詞が付いてるというとんでもない曲でした(ちょっとオーバーかな)。 また、レーベルにはオーケストラ伴奏と書いてあるのですが、実際はピアノ伴奏でした。 #
by ibotarow
| 2006-06-03 13:35
| 女声_ラッパ吹き込み
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