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2017年 04月 23日

SPレコードのデジタル化その1 イレーネ・アーベントロート

このたび縁あって、さる先達にSPレコードを何枚か引き取っていただけることになりました。
ありがたいことです。これで地震、火事はもとよりカビの心配をしなくて済みます。
お渡しする前に、記念に音をデジタル化して残しておくことにしました。

最初、皆さんがあまり使われないような時代物プレーヤで再生しようと考え、デッカXMS+コラーロAC47を試してみました。
このカートリッジは、今ではセクハラだと言われそうな表現ですが「シコメの深情け」のように、演奏者の表情をえぐり出す点において、他の追随を許しません。
さっそくこれで試聴してみましたが、針圧24gでもトレースし切れなくて歪む箇所があります。
そこで、現代国産品のデノンDL102SP+コスモテクノDJ3500で同じレコードを再生してみると、針圧15gで歪みはなく、しかもデッカよりしっとりした音です。
でも、いささか没個性というかソツのない音ですが、これがかえって色付けのない複製になるのではと考え、こちらに決めました。


AD変換はコルグDS-DAC-10Rでphono入力、イコライザoff、録音フォーマットはDSD5.6MHzです。


最初にデジタル化するレコードは、Irene Abendroth (1871-1932)の2枚です。
G&T 1902 Dresden
43245 [(o)768½x-N1-2z] Mignon: Arie der Philine (Thomas)
43250 [(o)795x-N1-2z] Barbier von Sevilla: Arie der Rosina (Rossini)


回転数がわからなかったので、しかたなく復刻CD
“The Harold Wayne Collection Vol. 6”, SYMPOSIUM 1085 (1990)
に合わせることにしました。
その結果、
43245 75.0 rpm
43250 79.3 rpm
となりました。LEDタコメータで測ったので±0.2 rpm位のバラツキはあります。
さらに言えば、ボクの駄耳では1 rpm以下の差は判別できないので、小数点以下の数字は信用できません。
マトリクス番号が飛んでいるので、違う日の録音だと思われますが、2枚の回転数が大幅に異なります。
それにしても、79.3は1902年のG&Tにしては速すぎるような気がしますが、ハロルド・ウエインに敬意を表して、この値を採用することにしました。


しばらくやらないうちに、音源をアップロードする方法をすっかり忘れていましたが、なんとかDSDからMP3に変換した音源を下記にアップしました。

43245 [(o)768½x-N1-2z] Mignon: Arie der Philine (Thomas)
http://ibotarow.exblog.jp/4170592/

43250 [(o)795x-N1-2z] Barbier von Sevilla: Arie der Rosina (Rossini)
http://ibotarow.exblog.jp/10348842/

いずれも写真をクリックすれば音が出るはずです。


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# by ibotarow | 2017-04-23 14:30 | 女声_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(0)