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2017年 01月 22日

さよならHMV163

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先日、HMV163蓄音機をボクより若いSPレコード愛好家の方に引き継いでいただきました。
無事お部屋に収まり、音が出たとのお知らせをいただきホッとしているところです。

思えば、この蓄音機をebayで購入したのは2001年初めのことでした。
この年に最後となった職場に就職したのですが、転職にはエネルギーが必要で、いきおいテンションが高くなって、何か記念にという行動に出たのでしょう。

以来16年余りになりますが、この数年は1年にいっぺん聴くか聴かないかぐらいでした。
蓄音機の箱の中に歌手やヴァイオリニストが入っているのではないかと思うほどの臨場感のある再生音は蓄音機独特の魅力がありますが、G&Tやフォノティピアの骨董盤をサウンドボックスの重針圧にさらすのは可哀そうですし、なにより狭い部屋で聴くには音が大きすぎます。

それで、SPレコードの電気再生は蓄音機の再生音をリファレンスとして、できるだけそれに近い音をということで、昔のスピーカーをあれこれ試しましたが、最後にマルコーニフォン136を入手して以来、何年かは満足していました。
しかし、1年ほど前にマーストンから出たバッティスティーニの復刻CDを聴いて、その新鮮な音にビックリしたことは、先年ちょっと書いたとおりです。

最近入手したTRUESOUND TRANSFERSのThe 1902 "London Reds"もそれに勝るとも劣らない出来栄えです。
1902年の録音がまるで古さを感じさせません。ボクのようなシロートが普通にSPレコードをかけてもこういう音は出ません。実にリアルな音です。
それに再生時の回転数が明記されているのも貴重です。

蓄音機は迫力のある、ある種の生々しい音が出ますが、レコードに入っている音の一部しか再生できていないという気がします。それもかなりデフォルメして。(あくまで個人の感想です。)
それに対し、これらの復刻CDを聴くと、演奏の微妙なニュアンスがより明瞭に聴こえてきます。
最近は、こちらの表現の方をより好ましく思うようになりました。

という訳で、そろそろ終活の意味も有り、蓄音機を受け継いでくださる次の世代の方を探していたところ、幸い去年の初め頃、快く応じてくださる方が見つかりました。それから約1年たって引き渡しが実現しました。

いただいた代金で、PCオーディオ用の専用PCを調達しようと思っています。
去年1年かけてCDをすべてSSDにリッピングしました。再生ソフトはiTunesですので、候補はMac miniですが、2年ほど新モデルが出ていないので、そろそろ出ないかな?
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by ibotarow | 2017-01-22 21:19 | 蓄音機 | Trackback | Comments(2)
2015年 10月 31日

天才少女時代の美空ひばり ― ディスコグラフィー

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天才の誉れ高いモーツァルトは3歳でチェンバロを弾き、5歳で作曲したそうですが、美空ひばりも負けてはいません。
美空ひばり公式ウエブサイト[1]によると、彼女は3歳までに小倉百人一首をほとんど暗記し、4歳で流行歌を覚え始めたそうです。

そのような天才少女ぶりを示す、デビュー前の美空ひばりの伝説の一つに、NHKのど自慢鐘なし事件があります。
1946年1月19日にNHKラジオ番組「のど自慢素人音楽会」が始まりました。

[1]によると、
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1946年12月 NHKの「のど自慢素人音楽祭」に出場、「悲しき竹笛」を歌うが、鐘が鳴らなかった。うますぎて審査員の反感を買う。
「子供が大人の歌をうたうのは、どうも影響がよくないので…」
和枝、大粒の涙を流し「どうしてなの…」(この時の歌「リンゴの唄」の説もある)
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ちなみに「悲しき竹笛」は、日本最初の接吻映画「或る夜の接吻」の主題歌で、奈良光枝と近江俊郎のデュエットで大ヒットしました。

一方、ウィキペディア[2]によると、
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1946年、NHK『素人のど自慢』に出場し、予選で『リンゴの唄』を歌いひばり母子は合格を確信したが鐘が鳴らない。
審査員は「うまいが子供らしくない」「非教育的だ」「真っ赤なドレスもよくない」という理由で悩んだ挙句、合格にできないと告げた。
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ところで、NHK岡山スタッフブログ[3]によると、
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実は、番組スタート当初、合格・不合格を伝える「鐘」はなかったそうです。
合格の場合は司会者が「おめでとうございます。合格です」、不合格の場合は「もう結構です」と言葉で伝えていました。
ところが、不合格の人が「歌の出来が“結構”」と取り違えて、ぬか喜びするケースが続出。
そんな時、スタッフが楽器倉庫の隅にあった鐘を見つけて「これを鳴らせば・・・」ということになったとか。
番組のシンボルでもある「鐘」の演出が取り入れられたのは、1947(昭和22)年7月、番組名が『のど自慢素人演芸会』に変わったころです。
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ということで、美空ひばりが出場した1946年には、鐘はまだなかったので鳴らなくて当たり前、ということになりますが、 要は、合格しなかったということですね。

それでは、「子供が大人の歌をうたうのはいかがなものか」という当時の文化人の批判の具体例を探してみると、
まず劇作家の飯沢匡、

ブログ「荒牧陽子に期待:ものまね芸能史の視点から」[4]によると、
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ひばりについて、誤った記事を流して叩いた最初のマスコミは、『婦人朝日』の昭和24年10月号だ。ひばりが12歳の時である。
同誌の編集長をしていた劇作家の飯沢匡は、敗戦後になって子供タレントたちが大量に出現したことに腹を立てていた。こき使われ、虐待されていると考えたためだ。
(中略)
記事では、マイナスのイメージとなる写真ばかりを並べ、親が児童福祉法など無視して無理に歌わせ、稼がせているような書きぶりとなっていた。「タイハイした大人の猿真似を子供にさせる」といった表現までなされている。
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この(中略)の部分も朝日らしくてなかなか面白いのですが、話題が発散するので省略、興味ある人は元のブログを読んでください。

次に詩人のサトウハチロー、
[2]によると、
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詩人で作詞家のサトウハチローは当時のひばりに対し「近頃、大人の真似をするゲテモノの少女歌手がいるようだ」と、批判的な論調の記事を書いている[注釈 4]。

注釈 4.  ひばり母子はこの記事を長く保存しハチローに敵愾心を持っていたと言われるが、後にハチローと和解している。
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この記事はいつどこに書かれたのかと調べてみると、 [1]に、
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1950年01月23日
この日の『東京タイムス』紙「見たり聞いたりためしたり」にサトウハチローがひばりをゲテモノ呼ばわり
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がありました。

飯沢匡は、「タイハイした大人の猿真似を子供にさせる」
サトウハチローは、「近頃、大人の真似をするゲテモノの少女歌手がいるようだ」

どちらも戦前からの儒教的道徳観に染まっていますが、美空ひばりの出現がそれほど前例のない衝撃的なものであったということを窺わせます。
でも、事実上のデビュー曲である「悲しき口笛」の売上45万枚の数字は、一般大衆には熱烈歓迎されたことを物語っています。

その後、なんと1950年のアメリカ公演のライブ録音が残されていることを知りました。
まず、[1]によると、
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1950年 05月16日
川田晴久、母・喜美枝とともにハワイ巡業へ出発。太平洋戦争で殊勲をたてた二世部隊の第百大隊の記念塔建設基金募集興行。
この時笠置シヅ子が歌ったブギを歌うことを禁じられる。ホノルル・シビック公会堂、マッキンレー・ハイスクール、カツナコア講堂とそれぞれの公演は大成功をおさめる。その後、アメリカ本土に渡る。ハリウッドではマーガレット・オブライエンと会い、共演作に発展する。
07月24日 帰国。
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美空ひばりは5月15日に「東京キッド」を録音しているので、その翌日に日本を発っています。
超過密スケジュールだったことが窺えます。飯沢匡の心配もわからないではありません。

このライブ録音は1950年6月24-25日、カリフォルニア州サクラメント市での公演らしいです。
2013年に日本コロムビアからCD[5]が出ています。

CDの解説[6]に、この音源の奇跡的な発見の由来が書いてあったので概要を紹介します。
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2008年8月、元電話会社の技術者で、趣味で古い録音機を集めたり修理したりしている、カナダ在住のディーター・ホーランダー氏がeBayで、ワイヤーレコーダーのワイヤー12巻を落札。
セラーに入手経路を聞いたところ、サクラメント市のフリーマーケットで入手したとのこと。
リールの入れ物に日本語らしき文字があり、ところどころにローマ字で「Hibari」などと書いてあった。
再生してみると、日本人のものらしき歌声が聴こえてきた。
彼は1年間かけて、Youtubeの音源と比較して、歌手の名前を推定した。
2009年8月25日、ホーランダー氏は、シカゴ大学東アジア言語文化研究学部のマイケル・ボーダッシュ教授にメールして、1950年にサクラメントで行われた美空ひばりその他のコンサートの録音らしきものを持っていると告げた。
2013年3月に開催された北米「アジア研究協会」の例会で、この音源が公開された。
ボーダッシュ教授は、ホーランダー氏の希望で、美空ひばりの事務所や遺族に連絡し、音源を送った。
2013年8月、ホーランダー氏は、ワイヤーをすべてUCLAの大学付属図書館に寄贈した。
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ワイヤーレコーダの音質は、当時のSPレコードの音質をはるかに凌駕しています。
Youtubeに一部アップされていますので、ぜひ聴いてみてください。

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by ibotarow | 2015-10-31 07:18 | 女声_邦楽 | Trackback | Comments(0)
2015年 08月 31日

ヌヴーのR.シュトラウスとブラームスのソナタ

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最近、なぜヌヴーにご執心かというと、先々月、富士レコードSPレコードコンサートに、「ヌヴ―とその姉妹弟子たち」の題名に惹かれて行ったのがきっかけです。

カートリッジがGEバリレラ、スピーカーがGIP8インチフィールドと597ツイーターというせいもあるかもしれませんが、ヌヴ―がまるで筋肉隆々たるアマゾネスのように逞しい音で鳴っていました。
会場でいただいた、桑原威夫さんという方が作られた小冊子[1]に、「豹のような獰猛さを秘めた演奏」という表現があったので、あるいはこれがヌヴ―の音なのかもしれませんが。

姉妹弟子は、
ドニーズ・ソリアーノ、ローラ・ボベスコ、ミシェル・オークレール、ミシェル・ブシノー
で、そのほか日本の
諏訪根自子、巌本真理
で、彼女らもヌヴ―同様、元気な力強い音でした。  
ボクは女流ヴァイオリニストの魅力は、「か弱さ」にあると思っているんですがねえ・・・

それはともかく、ヌヴ―の中で白眉はR.シュトラウスのソナタでした。
これは、ヘイズの近くにある何とかレコードという中古レコード屋が,、あいつなら買うだろうと新さんに知らせてきたものだそうで、ヌヴ―の1939年のベルリン録音のビニールプレスです。ヘイズからの放出品でしょうね。
これは素晴らしい音で、LPでは聴けない鮮烈な音でした。
拙ブログのリストから再掲すると、

July? 1939, Berlin, w. G. Beck (pf)
[2RA 3832I□, 3833II□, 3834/7I□, 3838II□] DB4663/6 Sonata in E flat, Op.18 (R. Strauss)  

このビニールプレス盤から復刻したというグッディーズのCDR(78CDR-3076)を会場で購入しましたので、帰宅してさっそく聴いてみますと、1楽章の後半(第3面の始まりから17秒目あたり)で、
ビビビ
という電気的?なノイズが入ります。
グッディーズと富士レコードに問い合わせたところ、 両者から、SP原盤由来のノイズである、との回答がありました。

また富士レコードのSさんによると、
「ほかのヌヴーの演奏のSP盤に大なり小なり同様のノイズが出るものがあるのは、存じていました。キュッキュッという音だったと思います。」
ということでした。

Youtubeに件の録音があります。
https://www.youtube.com/watch?v=PUcJLoVTTkI

これを先に確認すれば良かったのですが、聴いてみると、 8分43秒あたりに同じノイズが入っていました。
何でしょうね?突然アンプが発振した??

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by ibotarow | 2015-08-31 21:15 | ヴァイオリン_電気録音 | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 19日

ドンドンよく鳴るHMVのラッパ(字余り)

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これは3年ほど前に入手して、さて鳴らそうと思って、コイルの抵抗を当たってみたら、ボイスコイルとフィールドコイルが200Ωの抵抗でつながっていたので、このまま電圧をかけるのは危険だと思ってほっぽってありました。

542等の普及型電蓄に入っていたものです。ハム打消しコイルと思われるコイルが巻いてありますから、800のような高級機に入っていたものとは違うようです。
型番は不明です。ご存じの方がおられたら教えてください。
それから、フィールドコイルの片方がフレームに落としてあったのですが、これは落とすのが普通ですかね?

先日、意を決して、配線を全部外し、単独で抵抗を当たってみると、
ボイスコイルは、20Ω、
フィールドコイルは、2.3kΩ
ですが、フィールドコイルは途中にタップが出ていて、 それぞれの端との抵抗は、2.1kΩと200Ωでした。
この200Ωの端がボイスコイルにつながっていたようです。
このタップの意味は何でしょうね?

それはともかく、それぞれのコイルの間には導通がなくなりましたので、フィールドコイルに直流をかけると、100Vで、約40mA流れました。

とりあえず裸の状態で、ボイスコイルに、ステレオ誌の付録アンプをつなぎ、このところのお気に入りの、オークレールのバッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集[1]、

Johann Sebastian Bach (1685 ~ 1750):d0090784_18363860.jpg
CD 1
Sonata No.3 in E BWV.1016
Sonata No.6 in G BWV.1019
Sonata No.1 in B minor BWV.1014
CD 2
Sonata No.5 in F minor BWV.1018
Sonata No.4 in C minor BWV.1017
Sonata No.2 in A BWV.1015

Michele Auclair (1924 ~ 2005) [vn]
Marie-Claire Alain (1926 ~ 2013) [org]

Recorded: XII. 1956 & I. 1957, Eglise, Deauville
(Hoerpfer-Ermann organ of the Eglise in Deauville)
Producer: Antoine Duhamel
Balance engineer: Daniel Madelaine
Original LP: Les Discophiles Francais DF 209-210

を鳴らしてみると、幸いビリ付きも歪みもなく、すっきりした、でも高域に色付けのある魅力的な音でした。
バッフルなしでは、さすがにオルガンの低音は聴こえませんが、ヴァイオリンは十分聴けます。

オ―クレールは実に可憐な演奏です。 オルガンは鍵盤を押してから音が出るまでにヴァイオリンより一瞬の時間遅れがあるようで、その辺が、なんかほのぼのとした雰囲気を醸し出しています。

しばらくこのままエージングをします。

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by ibotarow | 2015-05-19 18:43 | 蓄音機 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 02日

クラウス/ボスコフスキーのモーツァルトをめぐる瑣末な録音話

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お暑うございます。前回に続いてシャルラン・ネタです。
先日、クラウス/ボスコフスキーのモーツァルト・ヴァイオリンソナタ(DF 122)を入手しました。
曲目は、
Sonata for piano and violin in A major, K.305
Sonata for piano and violin in F major, K.57
Sonata for piano and violin in E flat major, K.454
マトリクスは、
[DF122 1C1, XPARTX 22573, M6 156413] K.305, K.57
[DF122 2C1, XPARTX 22574, M6 156414] K.454
フラット盤です。

この二人によるモーツァルト・ヴァイオリンソナタ全集は、DF121-124, DF185-188の8枚ありますが、オリジナルはDF186までは2枚組で発売されました。
これは1枚だけのバラ売りだから、こういうジャケットになるのでしょうか? オリジナルジャケットのように厚紙のゲイトフォールドでもなく、ペラペラの紙ジャケットです。
いずれにしても、彼らのレコードはマルセル・メイエルと並んで高嶺の花で、よもや手にすることはあるまいと思っていましたが、図らずも安価で入手できました。コンディションもDF3桁盤にしては上々です。

さっそく聴いてみました。
クラウスが前に出て自己顕示欲を発揮しています。ボスコフスキーはその陰に隠れて存在感が希薄です。
ヴァイオリン単独で聴くと、それなりによく弾いているんですが、クラウスの饒舌さと比較すると、唄子・啓助、花子・大助等、夫婦漫才コンビによくある気の弱い亭主のようです。
コンサート・マスターだったヴァイオリニスト共通のテイストですかね。

音はCD[1]に比べて甘く滑らかで、艶があるというか、奥行き感があるというか、やはりヴァイオリンはアナログですねえ。
しかし、シャルランも、もうちょっとヴァイオリンの音量を上げて録音してくれたら良かったのに。


と、ここまで書いて、CDの解説を読んでみると、前半は1954年6月にウィーンのムジークフェラインザールで、後半は1955-57年にパリのサル・アディアールでの録音です。
しかも、今までこのソナタ全集はすべてシャルランの録音だとばかり思っていましたが、シャルランが担当したのは彼のホームグラウンドでもあったサル・アディアールの録音で、ウィーンはunknownになっています。
知らなかったのはボクだけかもわかりませんが、このDF122はウィーンの録音でシャルランではないようです。

ということは、前半のDF121-124と、後半の DF185-188で、音がどう違うか、これが興味の的になります。
それで、DF124の最後のK.454と、DF185の最初のK.526をCDで続けて聴いてみました。

その結果、前者では上に書いたようにピアノが前、ヴァイオリンが奥に位置するバランスですが、後者では二人が対等に同一面に並んでいます。
またヴァイオリンの音はよりすっきり、ピアノの音もより締まって聴こえます。さすがシャルラン。

したがって、上に書いた音量に関するシャルランへの恨み言はボクの誤解でした。
同時に、我ながらうまい喩えだと思ったクラウス/ボスコフスキー=夫婦漫才コンビ説も、後半のシャルラン録音では的外れということになりました。

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by ibotarow | 2014-08-02 11:18 | ヴァイオリン_電気録音 | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 29日

カール・フレッシュのディスコグラフィー

d0090784_10403853.jpg何を血迷ったか、カール・フレッシュ(1873-1944)のディスコグラフィーを作りかけています。
レコードを1枚も持っていないというのに。
きっかけは、某オークションにフレッシュのエジソン盤が3枚出ていて、そういえばカール・フレッシュのレコードもエジソンのレコードも持っていないなあ、とふと思って、まあ縁があるならと安値で入札したのです。
やがて日が経つにつれてほしい思いが募ってきて、ここは一つ落札の願掛けにディスコグラフィーを作ろうという次第に相成ったというわけです。

今までカール・フレッシュの演奏を聴いたのはSYMPOSIUMの3枚組復刻CD[1]だけです。
これでフレッシュの録音の大半は網羅していると思っていたのですが、調べていくと豈図らんや、いっぱいあります。特にエジソンが大量にあります。

ディスコグラフィーを作るにあたって、この復刻CDを改めて聴き直してみましたが、いいですね。
何がいいって、矩(のり)を越えない上品さ、しかもロマンティック。
ヌヴ―やハシッド、そしてヴォルフシュタールの師匠であることがよくわかります。
フレッシュの資質が彼らに受け継がれた言った方が良いかもしれません。
ますますレコードがほしくなりました。

一方、カール・フレッシュは同時代のヴァイオリニストに対する、歯に衣着せぬ言いたい放題の批評でも有名です。
ここでは、ハルトナックの「二十世紀の名ヴァイオリニスト」[2]の中で、フレッシュはこう言ったといって書いている文章を2,3紹介します。
まず、ジャック・ティボーについて、
「ティボーはその手法において新しいとともに、芸術家としての最終目標が、浄化されてはいるものの、まぎれもなくエロス的なものへ向けられている点で独自である。」
これは一見ほめているようでいて、その実、「ティボーはエロ親父だ」と揶揄してるんですね。
次にウイリー・ブルメスター、
「ブルメスターは、つねにヴィルトゥオーソ的な作品のみを弾き、バッハやベート-ヴェンを軽蔑し、音楽的な意味に合わせた歌い回しというものにまったく縁がなく、非音楽的で、音は冷たく、ぎくしゃくした弓づかいで、ギーギーいう雑音を伴っていた。」
これは全くの罵詈雑言ですね、よっぽど気に入らないことがあったのでしょうか?
3人目はヤン・クーベリック、
「クーベリックは、他の人々がやっとその才能を発揮し始める時期に、すでに頂点を越えてしまった不幸な種族の芸術家である。」
これはなるほどそうだったのかと思わせます。
もっと読みたくなりますが、原本は「カール・フレッシュ回想録(The Memoirs of CARl FLESCH)」で、日本語訳の単行本は出ていないようです。
これの抄訳が、佐々木庸一氏によって、「音楽藝術」の1958年10月号から、1959年5月号まで7回にわたって連載されました。国会図書館に行けば閲覧できるようなので、いつかヒマになったら行ってみたいものです。

さて、フレッシュの録音で一番古いのはアムステルダムで行われたODEONのセッションで、1904年~1907年(資料によって差異あり)に行われました。
フレッシュは1903年から1908年までアムステルダム音楽院の教授をしていましたので、その間の録音でしょう。
ヴァイオリンは彼自身のものではなく、ラッパ吹き込み用に開発されたストロー・ヴァイオリンが用いられました。
今聴いても不自然は感じは受けません。復刻CDの解説によると、
The sound, as we hear eight decades later, is remarkably vivid with depth and range suggesting a normal instrument.
「80年たって聴いても、その音は普通の楽器のように、非常に生き生きとして、深みと幅を持っている。」

その後、1914年にフレッシュはアメリカにコンサートツアーに出かけ、その時にエジソンのダイヤモンドディスクに初めて録音しました。
また、1924年から1928年にはフィラデルフィアのカーティス音楽院で教えましたが、その間にもエジソンに録音しました。
後年、シゲティがフレッシュから聞いた話では、「レコードの録音時、エジソンは外部のノイズに非常に敏感で、 フレッシュが弓に松やにを余分に塗ろうとしたら文句を言われた」そうです。松やにを塗りすぎると音がギスギスするのを嫌ったのでしょうか?
なんせエジソンはラッパ吹き込みの時代においても、“s” と “ch,” の発音の違いの再生にこだわったそうですから。

エジソンは早くから電気録音の実験をしていましたが、電気録音に切り替えたのは1927年4月で他社より2年遅れでした。
なぜ遅れたかというと、彼はその頃もう耳がほとんど聴こえなくなっていて、先行他社の電気録音盤を聴いたけど、音が歪むほどボリュームを上げなければならなかったので、電気録音はダメだと判断したようです[9]。
下のリストでは1928年からが電気録音だと思われます。

また、1926年、エジソンは長時間レコードを発表しました。
これは今までと同じ80 rpmの回転数で、収録時間が
10 inch:24 min.
12 inch:40 min.
となっています。これを実現するため、溝のピッチは
450 lines/inch
と、従来のダイヤモンドディスクの3倍の密度にしなければなりませんでした。
そのため、音量も従来の40%しかなく、溝の壁が崩壊する事故が多かったそうです。
1928年に、カール・フレッシュの電気録音から10曲が、1枚の長時間レコードにダビングされて発売されました。 下のリストの30006の12インチ盤です。

さらに、1929年、ついに横振動レコードを発売しました。
下のリストのNで始まるマトリクスが横振動で、マイクの出力を二つにわけて、縦振動と横振動の2台のレースで同時にカッティングしたそうです[10]。
横振動レコード(Needle Type Disc)は1929年8月に売り出されましたが、時すでに遅しで、ほとんど売れず、同年10月にエジソンはレコード事業から撤退しました。 もちろん、1929年10月に起こった大恐慌という外的要因もあると思いますが。

というわけで、とりあえずディスコグラフィーを作りましたが、中でもOdeonのリストはまだ不完全なもので、ソロが13面と、メゾソプラノのPauline de Haan-Manifargesの伴奏が3面ありますが、マトリクスの不明な盤が6面ありますし、混乱している箇所もあります。?の部分の情報をご存知の方はぜひご教授ください。

その後、オークションの結果はどうなったかと申しますと、何日か経って胴元からメールが来ました。
Unfortunately, you totally struck out this time.

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by ibotarow | 2014-04-29 12:02 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(2)
2009年 03月 31日

「オペラ座の壺」のレコードリスト

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承前、オペラ座の壺ですが、復刻CDがやっと入手できました。
ところが、解説がフランス語だけで、レコードリストにマトリクス番号がありませんし、ミスプリも多いです。
それで、しかたなく、ケリーを参照して、エクセルでリスト[1]を作りました。
BnFのサンプル音源へのリンクも貼り付けてありますので、全65面のうち21面を聴くことができます。

壺に入っていたレコードを簡単に紹介すると[2, 3]、

今回開封されたのは、no.1とno.4の壺である。
no.1のレコードは完全な形で取り出されたが、no.4のレコードの何枚かは、間に挟みこまれていたガラス板が割れて、傷がついていたようだ。
no.2は、未開封のまま将来に託された。またno.3は、破壊されて中身が持ち去られていた。

no.1は、すべて10インチ盤で、片面盤が3枚、残りの9枚は両面盤である。
レーベルはグラモフォンが6枚8面、ゾノフォンが6枚12面である。

no.2とno.3は、両方とも12インチ片面盤が12枚ずつ入っている。
すべてグラモフォン・レーベルではあるが、米Victor録音が、no.2では5面、no.3では6面とほぼ半数を占めている。

no.4は、10インチ4枚と12インチ8枚で、片面盤は4枚、残りは両面盤である。
米Victor録音が1面あり、残りはグラモフォン録音である。
Firmin Gemierによる、1912年6月13日のレコード埋設セレモニーのための、スピーチ盤が1枚入っている。

さて、復刻の出来具合ですが、
ボクのように、当時、蓄音機で聴いた音を再現したい、という方向とはちょっと違うようで、レコードに入っている情報を、最大限引き出そうという方針のようです。細かい音まで、きれいに復刻されています。
いかにも博物館のスタッフの手による、歴史的データの復元、という感じの復刻でした。

References
[1] http://www.geocities.jp/ibotarow/misc/Urnes.xls
[2] http://expositions.bnf.fr/voix/arret/01.htm
[3] http://louise200.exblog.jp/10419046/
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by Ibotarow | 2009-03-31 06:16 | Trackback | Comments(0)
2008年 12月 29日

TruesoundのCDRご臨終

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今日は、昨日正弦波で痛めつけてしまったWE522ドライバーのリハビリを兼ねて、フェルナンド・デ・ルチアの復刻CDを通しで聴こうと、久しぶりにTruesound TransfersのCDRを取り出して、まずVol.1から聴き始めたら、トラック21あたりで音が飛ぶようになり、やがて先に進まなくなりました。

それでCDRを取り出して、仔細に観察してみたけれど、外傷らしきものは見られません。また蒸着膜の反射も場所に寄らず均一に見えます。
このCDRは、レーベル面に、印刷した紙のシールが貼ってあるのですが、それが湿気で伸びて、2箇所ほど浮き上がっているところがあります。これが悪さをしているのかもしれないと思い、この紙のシールを剥がしてしまおうとしたら、なんと蒸着面もいっしょに剥がれてしまいました。

ボクはデータを記録する蒸着面は、プラスチック板の内部にあるとばかり思っていたのですが、CDRは、レーベル面がそのまま記録面になっていたようです。知らなかった・・・

しかし、蒸着膜が簡単に剥がれるということは、ここに水分か何かが入ったのでしょうか?
あるいは、レーベル面に紙シールを貼ると、その接着剤の化学成分が蒸着膜の金属に作用して表面状態を変化させ、剥がれやすくなったり、音飛びを起こす原因を作るのでしょうか?シロート考えですが。

ということで、音飛びの原因はよくわかりませんでしたが、同時期に買ったTruesoundの紙シールCDRは、数えたら15枚あって、そのうち何枚かを聴くと、大なり小なり音とびを起こしていました。おそらく全滅でしょう、大損害です。
これらは、2005年3月に買いましたが、わずか、3年半の寿命でした。

幸い、購入直後に取ったCDRコピーは、まだ無事のようです。

<追記>
その後、Truesoundに、全滅だと文句を言ったら、新しいのと取り替えると言ってきました。紙ラベルがトラブルの原因だ、とも書いてありました。Chris Zwargはいいヤツのようです。(2009年1月22日)

<追記2>
昨日、Truesoundから、新たに注文したCDRとともに、リプレイスCDRが15枚届きました。
Chris Zwarg is a nice person. (2009年2月11日)
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by ibotarow | 2008-12-29 15:04 | 男声_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(2)
2008年 09月 07日

シュタルケルのコダイ無伴奏Period盤復刻CD


d0090784_10365750.jpgバッハ無伴奏を聴くと、元祖松やにのコダイ無伴奏も聴いてみたくなるのは自然の流れであろう。

ピーター・バルトークは、最初、1本の単一指向性マイクで録音していたが、マイク・スタンドの高さが調節できないので、マイクとチェロの距離をいろいろ変えてやったが思わしくなく、やむなく予備のマイクをイスに斜めにもたせかけて、2本のマイクで録音して、やっと満足の行く音がとれたそうである。思うに、斜めのマイクは低い位置にセットするためであって、これが結果的に、松やにの飛ぶ音を拾うことになったものと考えられる。

d0090784_10371851.jpgコダイ無伴奏のPeriod LP聴き比べは[1]に詳しい。初版から4版までの音の違いをかいつまんで紹介すると、
・初版(SPLP 510) シルバー/レッド or シルバー/グリーン・レーベル
「弓と弦のどの箇所をどのように当てているかまで簡単に分かりそうなほどの鮮烈さ」
・2版(SPLP 510) 同上レーベル
「良い言い方をすれば、少し冷静になった感じ。悪い言い方をすれば、少し漂白された感じ」
・3版(SPL 510) ダークレッド・レーベル
「音に米盤らしいキツさ」「初版とは違った力強さがある」
・4版(SPL 510) ストロボ・レーベル
「この4版で急激に音が劣化」「この盤だけが飛び抜けて古ぼけた音」

d0090784_10373229.jpg手元に3種類の復刻CDがある。
まずMYTHOS盤[2]は、初版のシルバー/グリーン・レーベルから復刻したというふれ込みである。音は、弦と弓の擦過音がチリチリと耳に付き、なるほど松やにが飛ぶとはこういう音なのか、と納得してしまうくらい生々しいというか、高域に強烈なピークのあるような音である。耳をチェロの10cmくらいのところまで近づけるとこんな感じに聴こえるのかもしれないが、決して自然な音ではない。
ディスクユニオン盤[3]は、同店で1万円以上お買い上げの方に配られた特典盤で、夏目久生氏の復刻である。一聴して、松やにの飛ぶ量はMYTHOS盤より少ないが、よりリジッドで、荒々しい迫力のある音である。これに比べるとMYTHOSの高域は薄っぺらな音に聴こえる。ひょっとして、上の3版による復刻かもしれない。 (その後、夏目氏より、「3版だったような記憶がある。」とのコメントをいただいた。)
EMG盤[4]は、シュタルケルのPeriod LP復刻シリーズの第1巻で、第2巻にはベートーヴェンのチェロ協奏曲(ソナタの間違いか?)がクレジットされていたが、未だ見かけたことはない。
音は、この3種の中では一番高域のレベルが低い。MYTHOSを聴いてこれを聴くと、高域がボケたような感じをもつかもしれないが、これだけを聴くとまともなバランスであると思う。ジャケットに、ストロボ・レーベルのSPL510の写真があったので、原盤は4版かもしれない。

以上3種の復刻CDを聴いて感じたことは、初版のLPが本当にあんなに高域の強調された音であるのか?ということである。LPを入手して聴いてみたいが、5万円ほどするらしいので、とても手が出ない。それに、MYTHOSのような音だったとしたら、それはボクの好みではない。

最後に、[1]を書かれたM氏、[2]をいただいたS大兄、[3]をいただいた貫太さんに、それぞれ感謝の意を表する。

References  
[1] http://tama-san.com/favorite03.html
[2] コダーイ 無伴奏チェロソナタ 他, MYTHOS MPCD5002 (2007)
[3]エネスコ&シュタルケル 無伴奏の競演, ディスクユニオン classics-MO 2004 (2007)
[4] Janos Starker's Legendary Period LPs, Vol. 1, EMG classical 942 311 021-2 (2007)
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by ibotarow | 2008-09-07 11:24 | チェロ | Trackback | Comments(0)
2008年 08月 30日

シュタルケルのバッハ無伴奏Period盤

初めてのSACD盤、シュタルケルのバッハ無伴奏、マーキュリー録音の剛毅な演奏が気に入ったので、さらなる剛性感を味わうべく、アインザッツの1951年ペリオド録音の復刻CD[1, 2]を購入しました。

早速、期待に胸を震わせながら聴いてみたけど、松ヤニは飛びませんでした。がっかりです。
以前、貫太さんにいただいたコダイ無伴奏の復刻CDをもう一度聴き直してみると、雲泥の差の鮮烈な音です。
アインザッツの復刻は、ホームページの解説を読むとご大層な装置を使っているようですが、上のコダイと比べると寝ボケた音です。
演奏自体はスピード感にあふれる若々しい演奏ですが、牙を抜かれた、とまではいいませんが、惜しいかな牙も爪も矯められたシュタルケルでした。

クレジットに、 「なお、当盤の復刻には米ピリオド盤ではなく、英ニクサ盤を使用しており、より豊かで、ふくよかな音色を堪能できる。」 と書いてあったのですが、これは「高音の鮮明さは期待できないよ」という意味だったのですね、そこまで読み取れませんでした。
あるいは、この盤を選んだ時点で、ピーター・バルトークの意図は雲散霧消したと考えるべきかもしれません。ふくよかなバルトークなんて形容矛盾ですよね。
どこかにペリオド原盤を使った復刻CDはないものでしょうか? (8月14日)

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その後、ボストンのたかたさんから、お持ちのPERIOD盤をCDRに復刻してくださるという、ありがたいお話しをいただきました。

8月25日月曜日、たかたさんから待望のCDRが届きました。
バッハ無伴奏3番と6番で、レコード番号SPLP 543とSPL 543です。
前者が濃いエンジ色レーベルで初版に近いプレス、後者は赤、黒、白3色の俗にいうストロボ・レーベルで、後期のプレスと思われます。
たかたさんによる、Run-off area のマーキングを再録すると下記の通りです。

SPLP 543
Side1; SPLP 543 A (刻印) EILQC-15111-1 (手書き)
Side2; SPLP 543 B (刻印) EILQC-15112-1 (手書き)

SPL 543
Side1; SPL 543 A EILKC-15111-1A (手書き)
Side2;          EILKC-15112-1E (手書き)

これを、PERIODのイコライジング・カーブ[3]、
Turnover:RIAA
Rolloff:NAB 
で再生してもらいました。
PERIODはレコードのプレスをコロムビアに委託していたようなので、コロムビアのカーブかもわかりませんが、ロールオフ特性はNABもコロムビアも同じですので、高域は正しく再生されていると考えます。

コダイ無伴奏は、初版がもっとも鮮烈な音で、スタンパーの版を重ねるごとに新鮮さが失われていく、と巷ではいわれています。
バッハ無伴奏も同様であろうと、2枚を聴き比べましたが、第1印象は予想に反して、SPLPの方が柔らかい音で、SPLの方が鮮明な音です。
再生装置によるかもしれないと、この1週間、カーステレオや、iPodにWAVファイルのまま入れたりして聴きましたが、印象は同じでした。

明らかに、後期プレスのSPLの方が、高音のレベルは大きいです。これなら松やにが飛ぶといってもいいかもしれません。
シュタルケルの、獰猛な猫科の猛獣が牙をむいて飛びかからんとするような、迫力のある音が捉えられています。
それに対して、SPLPの方は、聴きすぎて高音が磨り減ったというわけでもないのでしょうが、おとなしく、アインザッツの復刻CDの音に似ています。
英NIXAは、PERIODから初版の原盤を提供されたのでしょうか?

いずれにしても、プレスによってこれだけ音が違うというのは、今回初めて経験しました。
たかたさん、貴重な音源をいただきまして、たいへんありがとうございました。

Discography of János Starker on Period (1950-55) [4]

SPL 510 Kodaly: Suite for unaccompanied cello, op. 8
SPL 510 Kodaly: Duo for violin and cello, op. 7, with Arnold Eidus, violin
SPL 521, 522, 523 Mozart: Trios K. 254, 496, 502, 542, 548 and 564, with Agi Jambor, piano, and Victor Aitay, violin
SPL 540 Vivaldi: Concerto in D Major (arr. Marechal), with Marilyn Meyers, piano
SPL 540 Corelli: Sonata in D Major, with Marilyn Meyers, piano
SPL 543 Bach: Suites for unaccompanied cello nos. 3 and 6
SPL 560, 561 Beethoven: Sonatas for cello and piano (complete), with Abba Bogin, piano
SPL 579 Boccherini: Cello concerto in B flat major, with the Castle Hill Festival Orchestra, conducted by Maximilian Pilzer
SPL 579 Mozart-Fischer: Cello concerto in E flat major (arranged from Horn concerto, K. 447), with the Castle Hill Festival Orchestra, conducted by Maximilian Pilzer
SPL 582 Bach: Suites for unaccompanied cello nos. 1 and 4
SPL 584 “The Romantic Cello Music of Spain” (Falla: Suite Populaire Espagnole, and short works by Falla, Albeniz, Cassado, Granados and Torroba), with Leon Pommers, piano
SPL 593 Brahms: Sonatas for cello and piano (complete), with Abba Bogin, piano
SPL 602 Bartók: Rhapsody no. 1, with Otto Herz, piano
SPL 702 Kodaly: Sonata for cello and piano, op. 4, with Otto Herz, piano
SPL 702 Weiner: Lakodalmas (Hungarian Wedding Dance), with Otto Herz, piano
SPL 707 Beethoven: Trio, Op. 97, “Archduke,” with Agi Jambor, piano, and Victor Aitay, violin
SPL 708 Bréval: Sonata in G, with Leon Pommers, piano
SPL 708 Couperin: Pastorale, with Leon Pommers, piano
SPL 708 Fauré: Après un rêve and Papillon, with Leon Pommers, piano
SPL 708 Francoeur: Sonata in E Major, with Leon Pommers, piano
SPL 708 Ravel: Pièce en forme de Habanera, with with Leon Pommers, piano
SPL 708 Poulenc: Serenade from Chansons gaillardes, with Leon Pommers, piano
SPL 715 Bartók: Sonata for cello and piano, op. 4, with Otto Herz, piano
SPL 715 Hindemith: Sonata for cello and piano, op. 11, no. 3, with Leon Pommers, piano
SPL 741 Debussy: Sonata for cello and piano, with Leon Pommers, piano

References
[1] J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番・第4番, EINSÄTZ RECORDS, EZCD-006 (2007)
[2] J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番・第6番, EINSÄTZ RECORDS, EZCD-010 (2007)
[3] http://www.esotericsound.com/REQ2MAN.pdf
[4] http://torrible.blogspot.com/2005/03/starker-on-period.html
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by ibotarow | 2008-08-30 13:29 | チェロ | Trackback | Comments(0)