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2017年 07月 30日

デジタル化その11 ジョルジュ・エネスコ4

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エネスコ最終回は、ショーソンの詩曲、

19 Apr 1930, Sanford Schlüssel, piano
50273-D [98621-12] Poème Op. 25 - 1 (Chausson)

18 Mar 1929, Sanford Schlüssel, piano
50273-D [98622-6] Poème Op. 25 - 2 (Chausson)

19 Mar 1929, Sanford Schlüssel, piano
50274-D [98623-5] Poème Op. 25 - 3 (Chausson)
50274-D [98624-6] Poème Op. 25 - 4 (Chausson)

ブラックレーベルは、文献[1]によると、電気録音が開始された1925年6月から使われたそうです。
このレーベルは時期によって、いくつか変遷があります。
最初は、"Viva-tonal Recording"の表記が無く、
ca. 1925-1926: 3 patent dates shown at bottom
ca. 1926: 2 patent dates shown at bottom
1927年1月から、"Viva-tonal Recording"と"ELECTRICAL PROCESS"の表記が加わりました。
それ以降、
1927-1928: 2 patent dates (1913-1923) shown at bottom
1928-1929: 1 patent date (1913) and "RE. 16588" at bottom
1929-1930: 1 patent date (1913), "RE. 16588 AND 1702564" at bottom
1930-1932: "RE. 16588 AND 1702564" only shown at bottom
さらに、
Late 1932: "Viva-tonal Recording" dropped and "78 R.P.M." shown above logo
となり、1939年まで使われました。

ここで、くだんのレーベルを見てみると、
MADE AND PAT'D IN U.S.A. JAN. 21,'13 AND RE. 16588 AND 1702564
と書いてありました。
上のリストに照らすと、1929-1930年のレーベルですので、初版と言って良いでしょう。
ちなみに、前々回の50235-Dも全く同じ表記でした。

回転数は復刻LP[2]と復刻CD[3]に合わせた結果、78 rpmとなりました。

ショーソンの第1面の音源はこのページにアップしました。

50273-D [98621-12] Poème Op. 25 - 1 (Chausson)

写真をクリックすると音が出るはずです。
残りの面は下記をクリックしてください。

50273-D [98622-6] Poème Op. 25 - 2 (Chausson)
50274-D [98623-5] Poème Op. 25 - 3 (Chausson)
50274-D [98624-6] Poème Op. 25 - 4 (Chausson)


References
[1] Michael W. Sherman & Kurt R. Nauck III, "Note the Notes, An Illustrated History of the Columbia 78 rpm Record Label", Monarch Record Enterprises (1998)
[2] Georges Enesco, VERITAS VM111 (1967)
[3] Georges Enesco: The Complete Solo Columbia Recordings, Biddulph Recordings LAB066 (1997)


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by ibotarow | 2017-07-30 08:07 | ヴァイオリン_電気録音 | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 23日

デジタル化その10 ジョルジュ・エネスコ3

エネスコの3回目は、ヘンデルのソナタNo.4、

18 Mar 1929, Sanford Schlüssel, piano
5110-M [98617-5] Sonata No.4 in D Major: Adagio (Handel)

11 Feb 1929, Sanford Schlüssel, piano
5110-M [98618-2] Sonata No.4 in D Major: Allegro (Handel)

18 Mar 1929, Sanford Schlüssel, piano
5111-M [98619-5] Sonata No.4 in D Major: Larghetto (Handel)

11 Feb 1929, Sanford Schlüssel, piano
5111-M [98620-1] Sonata No.4 in D Major: Allegro (Handel)

ブルーレーベルですが、文献[1]によると、上部に"NOT LICENSED..."と書かれたこのレーベルは、1933年から1936年まで使われたそうです。つまり1925年から使われた"Viva tonal"ブラックレーベルの後のプレスということになります。

ちなみに[1]によると、1930年代前半は米Columbiaにとって激動の時期で、3年の間にオーナーが3回交代しました。
1931年の春、Electrical and Musical Industries Ltd. (EMI)の設立に伴って、ColumbiaのU.S. branchは、Columbia Graphophone Co. Ltd.から分離されました。
1931年の終わり頃、Columbiaの所有権は、Majestic radioを作っているGrisby-Grunow Companyに移りましたが、Grisby-Grunowは1934年初めに倒産し、Columbiaは、Brunswick, Vocalion, Perfect等のレーベルを所有しているAmerican Record Corp.に買収されました。

回転数は復刻LP[2]と復刻CD[3]に合わせた結果、78 rpmとなりました。

ヘンデルの第1面の音源を下記にアップしました。

5110-M [98617-5] Sonata No.4 in D Major: Adagio (Handel)
http://ibotarow.exblog.jp/3740643/

写真をクリックすると音が出るはずです。
残りの面、

5110-M [98618-2] Sonata No.4 in D Major: Allegro (Handel)
5111-M [98619-5] Sonata No.4 in D Major: Larghetto (Handel)
5111-M [98620-1] Sonata No.4 in D Major: Allegro (Handel)

は、写真の下のマトリクス番号98618, 98619, 98620をクリックしてください。

References
[1] Michael W. Sherman & Kurt R. Nauck III, "Note the Notes, An Illustrated History of the Columbia 78 rpm Record Label", Monarch Record Enterprises (1998)
[2] Georges Enesco, VERITAS VM111 (1967)
[3] Georges Enesco: The Complete Solo Columbia Recordings, Biddulph Recordings LAB066 (1997)


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by ibotarow | 2017-07-23 08:01 | ヴァイオリン_電気録音 | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 16日

デジタル化その9 ジョルジュ・エネスコ2

関東地方の梅雨明けはまだ発表されていませんが、体感的にはもう明けた気がしますので再開します。

Georges Enesco (1881-1955)の電気録音6枚を3回の予定でとり上げますが、
まずコレルリのラ・フォリア、

19 Mar 1929
J7940 [98627-5] Sonata in D minar "La Follia" -1 (Corellil)
1930?
J7940 [98628-10] Sonata in D minar "La Follia" -2 (Corellil)

パート2の98628はテイク10ですが、文献[1]にはテイク7までしか載っていませんので、テイク10の録音年月日は不明です。

次は、プニャーニのラルゴ・エスプレッシボとクライスラーのテンポ・ディ・メヌエット、

19 Apr 1930
50235-D [98687-4] Largo Espressivo (Pugnani)
50235-D [98688-4] Tempo di Menuetto in the style of Pugnani (Kreisler)

さて、回転数は前回と同じく80 rpmだろうと思いましたが、復刻CD[2]に合わせてみました。
その結果、予想外の78 rpmとなりました。
本当かなあと思いましたが、同じ復刻CDでラッパ吹込みは80 rpm、電気録音は78 rpmと使い分けているので、それなりの根拠はあるようです。
念のため、米Columbiaの復刻LP[3]とも比べてみましたが、やはり78 rpmでした。
米Columbiaは電気録音時代になって78 rpmに統一したのでしょうか。

しばらくやっていなかったので、アップロードの手順を忘れて手間取りましたが、コレルリのラ・フォリアの音源を下記にアップしました。

J7940 [98627-5] Sonata in D minar "La Follia" -1 (Corellil)
http://ibotarow.exblog.jp/3740758/

パート1は、写真をクリックすると音が出るはずです。
パート2
J7940 [98628-10] Sonata in D minar "La Follia" -2 (Corellil)
は、写真の下のマトリクス番号98628をクリックしてください。

プニャーニのラルゴ・エスプレッシボの音源は下記にアップしました。

50235-D [98687-4] Largo Espressivo (Pugnani)
http://ibotarow.exblog.jp/3740638/

写真をクリックすると音が出るはずです。

クライスラーのテンポ・ディ・メヌエット
50235-D [98688-4] Tempo di Menuetto in the style of Pugnani (Kreisler)
は、写真の下の曲名をクリックしてください。

Reference
[1] Tim Brooks and Brian Rust,"The Columbia Master Book Discography vol. 4:
U.S. Twelve-Inch Matrix Series, 1906-1931", p.241
[2] Georges Enesco: The Complete Solo Columbia Recordings, Biddulph Recordings LAB066 (1997)
[3] Georges Enesco, VERITAS VM111 (1967)


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by ibotarow | 2017-07-16 08:04 | ヴァイオリン_電気録音 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 21日

デジタル化その5 ジョルジュ・エネスコ 1

タイトルを短縮しましたが、5回目は、Georges Enesco (1881-1955)のラッパ吹込み2枚です。

6 Feb 1924, Edward C. Harris, piano
7006 [81530-3] Aubade Provençale in the style of Couperin (Kreisler)

13 February 1924, Edward C. Harris, piano
7006 [81556-5] Sérénade (d'Ambrosio)

11 March 1924, Edward C. Harris, piano
20029-D [81616-2] Chorus of Dervishes from "Ruins of Athens" (Beethoven)

24 September 1924 , Edward C. Harris, piano
20029-D [140059-3] Albumblatt in E-flat (Wagner-Wilhelmj)

エネスコのラッパ吹込みは、これ以外に「エネスコの米Columbia録音」に書いたように、

La Ronde des Lutins, Op. 25 (Bazzini)
Die Meistersinger: Walther's Prize Song (Wagner)
Élégie Op. 10 (Ernst)
Nocturne in E flat, Op. 9, No.2 (Chopin-Sarasate)

があるようですが、いずれも未発売です。
原盤は、どこかの国のお役所のように廃棄した、ということのないように祈るばかりです。

回転数はたぶん80 rpmだろうと思ったのですが、念のためBiddulphの復刻CD[1]と合わせてみました。
その結果、やはり80 rpmとなりました。

クライスラーとダンブロジオの音源を下記にアップしました。

7006 [81530-3] Aubade Provençale in the style of Couperin (Kreisler)
7006 [81556-5] Sérénade (d'Ambrosio)
http://ibotarow.exblog.jp/3740769/

ワーグナーとベートーヴェンは下記にアップしました。

20029-D [140059-3] Albumblatt in E-flat (Wagner-Wilhelmj)
20029-D [81616-2] Chorus of Dervishes from "Ruins of Athens" (Beethoven)
http://ibotarow.exblog.jp/12332754/

それぞれの第1面は、写真をクリックすると音が出るはずです。
裏面は、写真の下の曲名をクリックしてください。


Reference
[1] Georges Enesco: The Complete Solo Columbia Recordings, Biddulph Recordings LAB066 (1997)



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by ibotarow | 2017-05-21 07:05 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 30日

SPレコードのデジタル化その2 エドワルド・ド・レスケ

2回目は、Edouard de Reszke (1853 – 1917) の2枚です。

Grand Opera Disc Record, 1903, New York
1221 [1221-2] Ernani: Infelice e tu credevi (Verdi)

IRCC-Columbia,
28-A [W170727] Ernani: Infelice e tu credevi (Verdi)
28-B [W170728] Marta: Canzone del Porter (Flotow)

まずエルナーニですが、DAHR[1]によると次の4種があります。

ca. 1903 New York, take 1, Master, Columbia 1221, 10-in., Announced.
ca. 1903-1904 New York, take 2, Master, Columbia 1221, 10-in., Announced.
ca. 1903-1904 New York, take 2, Maste,r Columbia A617, 10-in., Announced.
ca. 1903-1908 New York, take Unknown, Master, International Record Collectors' Club 28 10-in. From dub W170727-1, made on 12/9/1933.

1番目と2番目がオリジナルで2テイクあり、3番目はテイク2の再発売、4番目はIRCCのダビング盤でこれもテイク2のようです。

さて回転数ですが、RC誌の"Columbia Grand Opera Records of 1903"[2]を読んでみました。

このシリーズは、1903年の春に新大陸で初めて発売された有名歌手のレコードで、32タイトルありますが、2あるいは3テイクを持つものもあるので、全部で50面あって、そのうち45面が発売されたようです。
ピアノ伴奏は、 Charles Adams Prince (1867-1937)です。
レーベルは数種類の変遷があるようですが、煩雑なので省略します。

マトリクスの表記は、
マトリクス番号-テイク番号-スタンパー記号(アルファベット順)
です。エルナーニの盤面を見てみると、
1221-2-E
でしたので、テイク2、5番目のスタンパーでした。
ちなみに、一つのスタンパ―から平均500枚のレコードがプレスされたそうです。

1933年にIRCCがド・レスケ2面を再プレスしようとした時は、すでに工場にスタンパーが存在せず、やむを得ずダビングしたとのことです。

肝心の再生スピードですが、残念ながら、この記事には一言も記述はありませんでした。

Wittenさんは有名なYale大学の35,000枚を誇るコレクションの創設者ですが、本職は古書店主だそうです。
骨董品としての興味はあるけど、音楽再生のための回転数には興味がないのですかね?

それで、やむを得ず復刻CD[3]に合わせることにしました。
その結果、エルナーニ(テイク2)の回転数は、
78 rpm
となりました。
これは本当でしょうか?あるいは何も考えず78 rpmで再生したということはないでしょうか?

この回転数の真偽に関して、The Talking Macine Forum[4]を見ると、このCDセットは、1963年に出たLP2枚組セットのCD版のようで、ピッチに関しては、
"the CD set was full of pitching errors."
"The Suzanne Adams, the Campanari sides in particular are transferred incredibly fast"
と、評判は良くありません。特に「信じられないほど高速で復刻されている」と書いています。
これが正しいとすると、本当の回転数は78 rpmよりもっと遅い可能性が考えられます。

そこで、mr.hmvさんにRC誌のエドワルド・ド・レスケの記事[5]を探してもらい、具体的な数値はわかりませんでしたが、
"It is important that they be played below 78."
の記述を得ました。
やはり78 rpmは速すぎるようです。

IRCCの復刻盤は、予想通り、エルナーニ、マルタとも78 rpmでした。
また、他の復刻CD[6]に、
Marta: Chi Mi Dirà (Flotow)
を見つけましたので、さっそく聴いてみましたが、これも78 rpm再生のようです。

回転数は、本来は楽譜を用意して、チューニングメーターでkeyのピッチを調べるのでしょうが、そもそも1903年のニューヨークのコロンビアスタジオのピアノがA=440Hzに調律されていたかどうかの保証はないので、結局わからないと思います。
それに、例えば、A=440 HzとA=435 Hzの差は、回転数でいうと、78 rpmと77 rpmの差ですので、ボクの駄耳では検出不可能です。 ちなみに、435 Hzはマーストンが20世紀初めのレコーディングスタジオのピッチだと紹介していました[7]。

ソフト上でピッチを可変できる時代になりましたから、わからない時は、とりあえず78 rpmでデジタル化しておくのが良さそうです。
という訳で、とりあえずの音源を下記にアップしました。

Grand Opera Disc Record, 1903, New York
1221 [1221-2] Ernani: Infelice e tu credevi (Verdi)
http://ibotarow.exblog.jp/10671551/

IRCC-Columbia
28-B [W170728] Marta: Canzone del Porter (Flotow)
http://ibotarow.exblog.jp/12527936/

いずれも写真をクリックすれば音が出るはずです。


References
[1] http://adp.library.ucsb.edu/index.php/matrix/detail/2000137570/1221-Infelice_e_tuo_credevi
[2] Jerrold N. Moore and Laurence C. Witten II, "Columbia Grand Opera Records of 1903", The Record Collector, Vol. 15, Nos. 3 & 4, 51-71
[3] The 1903 Grand Opera Series, Sony Classics 62334 (1996)
[4] http://forum.talkingmachine.info/viewtopic.php?f=2&t=6548&start=10
[5] James Dennis, "Édouard de Reszke", The Record Collector, Vol. 6, No. 5, 105
[6] The Golden Age of Singing, Vol. 1 1900-1910, Nimbus NI7050/1 (2000)
[7] The Complete Adelina Patti and Victor Maurel, Marston 52011-2 (1998)


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by ibotarow | 2017-04-30 07:02 | 男声_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 28日

レオ・スレザーク(1873-1946)のディスコグラフィーその1

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以前、「レオ・スレザークの素敵な世界」という素敵なホームページを運営しておられた盤 奇録さんには、2,3度お目にかかったことがありますが、残念ながら2014年10月に逝去され、そのホームページもいつしか閲覧できなくなりました。
その頃から、スレザークのディスコグラフィーを作りたいと思っていましたが、カルーソ以上に大量の録音があるので、なかなか手が付けられませんでした。
このたび、ずいぶん前にmr.hmvさんからいただいたRC誌のディスコグラフィー[1]をもとに、[2-27]の資料と照合、補完し、なんとかラッパ吹込みをリストアップすることができました。
謹んで盤 奇録さんに献呈いたします。

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References
[1] Thomas G. Kaufman, LEO SLEZAK discography, The Record Collector, Vol. 15, Nos. 9-10 (1963) 208-226.
[2] Leo Slezak 1: Gramophone/Zonophone/Pathé (Wien, 1901-1904), Truesound Transfers TT-2405 (2004)
[3] Leo Slezak 2: Gramophone (Wien, 1903), Truesound Transfers TT-2406 (2004)
[4] Leo Slezak 3: Gramophone (Wien, 1903-1905), Truesound Transfers TT-2407 (2004)
[5] Leo Slezak 4: Odeon/Columbia (Wien, 1904-1906), Truesound Transfers TT-2408 (2005)
[6] Leo Slezak 5: Gramophone (Wien, 1905), Truesound Transfers TT-2409 (2005)
[7] Leo Slezak 6: Gramophone (Wien, 1906-1907), Truesound Transfers TT-2410 (2006)
[8] Leo Slezak 7: Gramophone (Wien, 1907-1908), Truesound Transfers TT-2411 (2006)
[9] Leo Slezak 8: Gramophone (Wien, 1909), Truesound Transfers TT-2412 (2005)
[10] Leo Slezak 9: Edison cyl. (Berlin, 1909), Truesound Transfers TT-2413 (2006)
[11] Leo Slezak 10: Gramophone/Pathé (Paris, 1910/Berlin, 1912), Truesound Transfers TT-2414 (2005)
[12] Leo Slezak 11: Columbia/Odeon (New York/Berlin, 1912), Truesound Transfers TT-2415 (2005)
[13] Leo Slezak 12: Anker/Favorite (Berlin, 1913), Truesound Transfers TT-2416(2005)
[14] Leo Slezak 13: Favorite/Columbia (Berlin, 1913/Wien, 1917), Truesound Transfers TT-2417 (2005)
[15] Leo Slezak 14: Gramophone (Berlin, 1923) - German Lieder Recital, Truesound Transfers TT-2418 (2005)
[16] Leo Slezak 15: Gramophone (Berlin, 1923) - Operatic arias and Songs, Truesound Transfers TT-2419 (2005)
[17] A. Kelly, Gramophone Company Matrix Series, suffixed a/b/c, recorded by Frederick William Gaisberg et al, 1900 to 1919, MAT102 (2002).
[18] A. Kelly, Gramophone Company Matrix Series, suffixed g, h, i(j) (early use B, x, y), recorded by William Sinkler Darby, 1901-1909, MAT04 (2002)
[19] A. Kelly, Gramophone Company Matrix Series, suffixed k, l, m (early use C, z, Hp), recorded by Franz Hampe (Hampe I), 1902-1919, MAT05 (2004)
[20] A. Kelly, Gramophone Company Matrix Series, suffixed t, u, v, corded by Charles Scheuplein, 1902-1920 and by Harry Fleming, 1920-1921, MAT08 (2006)
[21] V. Girard and H. M. Barnes, "Vertial-cut Cylinders and Discs", British Institute of Recorded Sound (1964)
[22] Christian Zwarg, ODEON Matrix Numbers — B/xB/xxB/xxxB (Berlin)
http://discography.phonomuseum.at/odeon/odmxB.pdf
[23] TRUESOUND ONLINE DISCOGRAPHIES, ODEON (incl. FONOTIPIA)
http://www.truesoundtransfers.de/odeon.zip
[24] TRUESOUND ONLINE DISCOGRAPHIES, EDISON (Phonographenwalzen)
http://www.truesoundtransfers.de/edisoncy.zip
[25] TRUESOUND ONLINE DISCOGRAPHIES, EDISON (Diamond Discs)
http://www.truesoundtransfers.de/edisondd.zip
[26] TRUESOUND ONLINE DISCOGRAPHIES, INTERNATIONAL ZON-O-PHONE
http://www.truesoundtransfers.de/zonoint.zip
[27] THE ONLINE DISCOGRAPHICAL PROJECT, Columbia A5000 - A5499 (1908 - 1913), a numerical listing
http://www.78discography.com/COLA5000.htm



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by ibotarow | 2017-02-28 08:24 | 男声_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 31日

天才少女時代の美空ひばり ― ディスコグラフィー

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天才の誉れ高いモーツァルトは3歳でチェンバロを弾き、5歳で作曲したそうですが、美空ひばりも負けてはいません。
美空ひばり公式ウエブサイト[1]によると、彼女は3歳までに小倉百人一首をほとんど暗記し、4歳で流行歌を覚え始めたそうです。

そのような天才少女ぶりを示す、デビュー前の美空ひばりの伝説の一つに、NHKのど自慢鐘なし事件があります。
1946年1月19日にNHKラジオ番組「のど自慢素人音楽会」が始まりました。

[1]によると、
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1946年12月 NHKの「のど自慢素人音楽祭」に出場、「悲しき竹笛」を歌うが、鐘が鳴らなかった。うますぎて審査員の反感を買う。
「子供が大人の歌をうたうのは、どうも影響がよくないので…」
和枝、大粒の涙を流し「どうしてなの…」(この時の歌「リンゴの唄」の説もある)
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ちなみに「悲しき竹笛」は、日本最初の接吻映画「或る夜の接吻」の主題歌で、奈良光枝と近江俊郎のデュエットで大ヒットしました。

一方、ウィキペディア[2]によると、
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1946年、NHK『素人のど自慢』に出場し、予選で『リンゴの唄』を歌いひばり母子は合格を確信したが鐘が鳴らない。
審査員は「うまいが子供らしくない」「非教育的だ」「真っ赤なドレスもよくない」という理由で悩んだ挙句、合格にできないと告げた。
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ところで、NHK岡山スタッフブログ[3]によると、
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実は、番組スタート当初、合格・不合格を伝える「鐘」はなかったそうです。
合格の場合は司会者が「おめでとうございます。合格です」、不合格の場合は「もう結構です」と言葉で伝えていました。
ところが、不合格の人が「歌の出来が“結構”」と取り違えて、ぬか喜びするケースが続出。
そんな時、スタッフが楽器倉庫の隅にあった鐘を見つけて「これを鳴らせば・・・」ということになったとか。
番組のシンボルでもある「鐘」の演出が取り入れられたのは、1947(昭和22)年7月、番組名が『のど自慢素人演芸会』に変わったころです。
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ということで、美空ひばりが出場した1946年には、鐘はまだなかったので鳴らなくて当たり前、ということになりますが、 要は、合格しなかったということですね。

それでは、「子供が大人の歌をうたうのはいかがなものか」という当時の文化人の批判の具体例を探してみると、
まず劇作家の飯沢匡、

ブログ「荒牧陽子に期待:ものまね芸能史の視点から」[4]によると、
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ひばりについて、誤った記事を流して叩いた最初のマスコミは、『婦人朝日』の昭和24年10月号だ。ひばりが12歳の時である。
同誌の編集長をしていた劇作家の飯沢匡は、敗戦後になって子供タレントたちが大量に出現したことに腹を立てていた。こき使われ、虐待されていると考えたためだ。
(中略)
記事では、マイナスのイメージとなる写真ばかりを並べ、親が児童福祉法など無視して無理に歌わせ、稼がせているような書きぶりとなっていた。「タイハイした大人の猿真似を子供にさせる」といった表現までなされている。
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この(中略)の部分も朝日らしくてなかなか面白いのですが、話題が発散するので省略、興味ある人は元のブログを読んでください。

次に詩人のサトウハチロー、
[2]によると、
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詩人で作詞家のサトウハチローは当時のひばりに対し「近頃、大人の真似をするゲテモノの少女歌手がいるようだ」と、批判的な論調の記事を書いている[注釈 4]。

注釈 4.  ひばり母子はこの記事を長く保存しハチローに敵愾心を持っていたと言われるが、後にハチローと和解している。
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この記事はいつどこに書かれたのかと調べてみると、 [1]に、
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1950年01月23日
この日の『東京タイムス』紙「見たり聞いたりためしたり」にサトウハチローがひばりをゲテモノ呼ばわり
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がありました。

飯沢匡は、「タイハイした大人の猿真似を子供にさせる」
サトウハチローは、「近頃、大人の真似をするゲテモノの少女歌手がいるようだ」

どちらも戦前からの儒教的道徳観に染まっていますが、美空ひばりの出現がそれほど前例のない衝撃的なものであったということを窺わせます。
でも、事実上のデビュー曲である「悲しき口笛」の売上45万枚の数字は、一般大衆には熱烈歓迎されたことを物語っています。

その後、なんと1950年のアメリカ公演のライブ録音が残されていることを知りました。
まず、[1]によると、
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1950年 05月16日
川田晴久、母・喜美枝とともにハワイ巡業へ出発。太平洋戦争で殊勲をたてた二世部隊の第百大隊の記念塔建設基金募集興行。
この時笠置シヅ子が歌ったブギを歌うことを禁じられる。ホノルル・シビック公会堂、マッキンレー・ハイスクール、カツナコア講堂とそれぞれの公演は大成功をおさめる。その後、アメリカ本土に渡る。ハリウッドではマーガレット・オブライエンと会い、共演作に発展する。
07月24日 帰国。
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美空ひばりは5月15日に「東京キッド」を録音しているので、その翌日に日本を発っています。
超過密スケジュールだったことが窺えます。飯沢匡の心配もわからないではありません。

このライブ録音は1950年6月24-25日、カリフォルニア州サクラメント市での公演らしいです。
2013年に日本コロムビアからCD[5]が出ています。

CDの解説[6]に、この音源の奇跡的な発見の由来が書いてあったので概要を紹介します。
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2008年8月、元電話会社の技術者で、趣味で古い録音機を集めたり修理したりしている、カナダ在住のディーター・ホーランダー氏がeBayで、ワイヤーレコーダーのワイヤー12巻を落札。
セラーに入手経路を聞いたところ、サクラメント市のフリーマーケットで入手したとのこと。
リールの入れ物に日本語らしき文字があり、ところどころにローマ字で「Hibari」などと書いてあった。
再生してみると、日本人のものらしき歌声が聴こえてきた。
彼は1年間かけて、Youtubeの音源と比較して、歌手の名前を推定した。
2009年8月25日、ホーランダー氏は、シカゴ大学東アジア言語文化研究学部のマイケル・ボーダッシュ教授にメールして、1950年にサクラメントで行われた美空ひばりその他のコンサートの録音らしきものを持っていると告げた。
2013年3月に開催された北米「アジア研究協会」の例会で、この音源が公開された。
ボーダッシュ教授は、ホーランダー氏の希望で、美空ひばりの事務所や遺族に連絡し、音源を送った。
2013年8月、ホーランダー氏は、ワイヤーをすべてUCLAの大学付属図書館に寄贈した。
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ワイヤーレコーダの音質は、当時のSPレコードの音質をはるかに凌駕しています。
Youtubeに一部アップされていますので、ぜひ聴いてみてください。

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by ibotarow | 2015-10-31 07:18 | 女声_邦楽 | Trackback | Comments(0)
2014年 10月 26日

エネスコの米Columbia録音

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前回、キャスリン・パーロウのディスコグラフィーを作っている時、The Columbia Master Book Discography [1]のかなりの部分がWeb上で閲覧できることを見つけた。具体的に言うと、Google booksとAmazonである。前者の読めない部分は、後者を参照して、エネスコの米Columbia録音の全貌を明らかにすることができた[2-4]。

これを見ると、多くの未発売録音があることがわかる。また別テイクも大量にある。
ショーソンの「ポエム」の第1面は、1929年2月11日に録音を開始して、1年以上たった1930年4月19日に、テイク12でようやく完了した。
バッツィーニの「ロンド・デ・ルタン」は、テイク10まで録音しながら、遂に日の目を見なかった。
[64554-1]は、同日に録音されたWestern Electricの電気録音テスト盤である。
他の未発売曲は、
Die Meistersinger: Walther's Prize Song (Wagner)
Élégie Op. 10 (Ernst)
Nocturne in E flat, Op. 9, No.2 (Chopin-Sarasate)
Mélodies hébraïques. Kaddisch (Ravel)
Preludes, piano, book 1. Minstrels (Debussy)
Habanera (Sarasate)
で、「マイスタージンガー」「エレジー」「ノクターン」はラッパと電気、2回録音している。

これらの原盤は、おそらく現在も保管されていると思うので、いつの日か復刻されることを切に願っている。
写真は30数年前、東京出張の折にレコード社で購入した米コロムビア復刻LP(VERITAS VM111)。

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by ibotarow | 2014-10-26 12:16 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(5)
2014年 09月 23日

キャスリン・パーロウのディスコグラフィー

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以前、パーロウの復刻CDの記事を書いた時、ニッポノホンの音を「非常に弱々しく、ボヤケていている」と貶しましたが、最近、フェイスブックで知り合ったSさんがYoutubeにアップされたパーロウの演奏10曲を聴くと、そこそこ高音の切れもあり、ニッポノホンを見直しました。
そこでSさんに、拙ブログからYoutubeへのリンクを張らせてくださいとお願いし、快諾を得たのですが、この機会にパーロウのディスコグラフィーをまとめることにしました。彼女のレコードを1枚も持っていないというのに。

クリストファ・N・野澤氏によると、英グラモフォンに4面、エジソンのシリンダー及び縦振動に24面、米コロムビアに26面、そして、1922年来日時にニッポノフォンに吹き込んだ14面があるそうです[1]。
グラモフォンは4面のほかに、未発売が3面ありました[2]。
コロムビアは25面のほかに、未発売が7面ありました[3, 4]。
エジソンは24面あるとのことですが、finally rejectedが一度は市販されたと考えると、それくらいはあるようです[5]。
ニッポノホンは、畏友Oさんのおかげで14面全部わかりました[6]。マトリクス番号は一部を除いてわかりませんでしたが、テイク5やテイク6があり[3]、パーロウが苦労して録音したことが窺えます。
Oさんによると、「稀にワックスに鉄筆で書かれた文字がレーベルの紙越しに判読できる場合がある。」とのことですので、マトリクスについては今後の課題とします。

写真は1922年来日時のキャスリン・パーロウとお母さんMinnie Parlow、女の子は誰? [7]。

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by ibotarow | 2014-09-23 12:54 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(0)
2013年 12月 28日

ロザリア・チャリアのディスコグラフィー

d0090784_7231562.jpgある人が、キューバ生まれのソプラノ、Rosalia Chalia (1863–1948)のレコードの全容を知りたいがバウアー[1]は当てにならない、とおっしゃるので、マルセル・メイエルの時と同じように、レコードを1枚も持っていないのにディスコグラフィーを作りかけています。

マーストンの復刻CD[2]のGregor Benko and Lawrence F. Holdridgeの解説によると、
1897年から99年にかけて、Bettini cylinderに116本吹き込んだが、現存が確認されているのは5,6本だそうです。
1900年と1901年に、seven- and nine-inch Zonophoneに44面、seven- and ten-inch Eldridge R. Johnson Recordに38面吹き込んだ。現存するのはそのうちの約2/3だそうです。
1912年にVictorに19面、またAmerican ColumbiaにSpanish songを11面吹き込んだが、それらは1900-1901年のレコードよりレアだと言われています。

Bettini は、Girard and Barnes[3]を元にしました。116本全てあります。
Zonophoneは、バウアー[1]、マーストン[2]、Symposiumの復刻CD[4]、Online Discographical Project[5]を元にしました。あと6面が不明です。リスト中、?を付けた番号がそれに相当するのではと思われます。
Eldridge R. Johnson RecordおよびVictorは、UCSBのアーカイブ[6]を元にしました。テイクは無視しましたが、1900-1901年に47面、1912年は20面あります。
Columbiaは、Dinosaur Discs[7]のリストとebayの写真[8]を元にしました。あと4面が不明です。




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by ibotarow | 2013-12-28 07:33 | 女声_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(2)