人気ブログランキング | 話題のタグを見る

いぼたろうの あれも聴きたい これも聴きたい

ibotarow.exblog.jp
ブログトップ
2015年 05月 19日

ドンドンよく鳴るHMVのラッパ(字余り)

ドンドンよく鳴るHMVのラッパ(字余り)_d0090784_18101856.jpg

これは3年ほど前に入手して、さて鳴らそうと思って、コイルの抵抗を当たってみたら、ボイスコイルとフィールドコイルが200Ωの抵抗でつながっていたので、このまま電圧をかけるのは危険だと思ってほっぽってありました。

542等の普及型電蓄に入っていたものです。ハム打消しコイルと思われるコイルが巻いてありますから、800のような高級機に入っていたものとは違うようです。
型番は不明です。ご存じの方がおられたら教えてください。
それから、フィールドコイルの片方がフレームに落としてあったのですが、これは落とすのが普通ですかね?

先日、意を決して、配線を全部外し、単独で抵抗を当たってみると、
ボイスコイルは、20Ω、
フィールドコイルは、2.3kΩ
ですが、フィールドコイルは途中にタップが出ていて、 それぞれの端との抵抗は、2.1kΩと200Ωでした。
この200Ωの端がボイスコイルにつながっていたようです。
このタップの意味は何でしょうね?

それはともかく、それぞれのコイルの間には導通がなくなりましたので、フィールドコイルに直流をかけると、100Vで、約40mA流れました。

とりあえず裸の状態で、ボイスコイルに、ステレオ誌の付録アンプをつなぎ、このところのお気に入りの、オークレールのバッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集[1]、

Johann Sebastian Bach (1685 ~ 1750):ドンドンよく鳴るHMVのラッパ(字余り)_d0090784_18363860.jpg
CD 1
Sonata No.3 in E BWV.1016
Sonata No.6 in G BWV.1019
Sonata No.1 in B minor BWV.1014
CD 2
Sonata No.5 in F minor BWV.1018
Sonata No.4 in C minor BWV.1017
Sonata No.2 in A BWV.1015

Michele Auclair (1924 ~ 2005) [vn]
Marie-Claire Alain (1926 ~ 2013) [org]

Recorded: XII. 1956 & I. 1957, Eglise, Deauville
(Hoerpfer-Ermann organ of the Eglise in Deauville)
Producer: Antoine Duhamel
Balance engineer: Daniel Madelaine
Original LP: Les Discophiles Francais DF 209-210

を鳴らしてみると、幸いビリ付きも歪みもなく、すっきりした、でも高域に色付けのある魅力的な音でした。
バッフルなしでは、さすがにオルガンの低音は聴こえませんが、ヴァイオリンは十分聴けます。

オ―クレールは実に可憐な演奏です。 オルガンは鍵盤を押してから音が出るまでにヴァイオリンより一瞬の時間遅れがあるようで、その辺が、なんかほのぼのとした雰囲気を醸し出しています。

しばらくこのままエージングをします。



-----------------------------------------それから数日後---------------------------------------------------

今日は、マーストンの最新作、R.シュトラウス(1864 ~ 1949)の歌曲集[2]を聴いています。
マーストンの復刻は年々進歩していますが、これはボクらが入手できる普通のSP盤を再生するより良い音ではないか、と思わせるほどです。

このCD集には、57人の歌手による40曲、82種類の演奏が収められていますが、特にボクの大好きなWiegenlied, Op. 41, No. 1が3種類入っています。

EMMY BETTENDORF (1895 ~ 1963) [so]ドンドンよく鳴るHMVのラッパ(字余り)_d0090784_1836392.jpg
with Michael Raucheisen, piano
13 April 1937, Berlin; (Odeon xxb 8610) O-7962

ELENA GERHARDT (1883 ~ 1961) [ms]
with Arthur Nikisch, piano
30 June 1911, London; (HMV 5114 f) 043198

EMMI LEISNER (1885 ~ 1958) [ms]
with orchestra, Alois Melichar, conductor
January 1933, Berlin; (DGG 640 be8) 27326

中でもニキシュ伴奏のゲルハルトは、とてもほしかったレコードですが、これで我慢します。
また、これも好きなStändchen, Op. 17, No. 2が、

CLOE ELMO (1910 ~ 1962) [ms]
with Mario Salerno, piano
8 May 1942, Turin; (Cetra 2-70713) AB-30001

DUSOLINA GIANNINI (1902 ~ 1986) [so]
with Michael Raucheisen, piano
24 March 1933, Berlin; (HMV 0D 1532) DA 1319

FRIEDA HEMPEL (1885 ~ 1955) [so]
with orchestra
Autumn 1921, Berlin; (DGG 334 av) 85296

SELMA KURZ (1874 ~ 1933) [so]
with Harold Craxton, piano
25 June 1924, London; (HMV Bb4771) DA 632

HEDDLE NASH (1894 ~ 1961) [te]
with Gerald Moore, piano
7 March 1945, London; (HMV 0EA 10428-1) B 9412

LOTTE SCHLOSS (1871 ~ 1911) [so]
with piano
1901, Hamburg; (G&T 668 g) 43056

LOTTE SCHÖNE (1893 ~ 1977) [so]
with Felix Günther, piano
6 May 1924, Berlin; (Odeon xxB 7011-2) 80215

LEO SLEZAK (1873 ~ 1946) [te]
with piano
April 1905, Vienna; (G&T 6849 b) 3-42298

RICHARD TAUBER (1891 ~ 1948) [te]
with orchestra
15 February 1933, Berlin; (Odeon Be 10233-1) 0-4522

の9種類も入っていて、いずれアヤメかカキツバタ、もうこれでもかこれでもか、と堪能させてくれます。

こういうSP復刻の歌曲では、裸で再生しても蓄音機の帯域は十分にあり、バッフルはいらないくらいです。
HMVは水を得た魚のように、音吐朗々と鳴ります。

マーストンの後で、オークレールのバッハをまた聴きましたが、音量はだいぶ上がって、輝きも出てきたような気がします。

References
[1] J.S.Bach: Violin Sonatas BWV.1014-BWV.1019, Warner Korea PWC2D0013
[2] Richard Strauss:Selected Lieder Recordings 1901-1946 (3 CDs), MARSTON 53017-2

by ibotarow | 2015-05-19 18:43 | 蓄音機 | Comments(0)


<< フランツ・ドルドラのディスコグ...      デ・ヴィート/フィッシャーのブ... >>