2019年 06月 09日
以前、Willy Burmester(1869-1933)のGramphone盤のリストを示しましたが、今回、それに、C. Zwargの"Speeds & Keys"[1]から、キー、ピッチ(Hz)、回転数(rpm)のデータを拾って【 】内に記入すると、下記のようになりました。 27 Sep. 1909, Berlin 残念ながら半数しか載っていませんでしたが、いずれも基準ピッチはA=435 Hz、回転数は75.5 rpm前後です。 前回は、下記の2曲について、 [247ac] 047917GD Gavotte (Bach-Burmester) (81 rpm)(78 rpm) → (75.5 rpm) Mさんの推定値81 rpmと、SYMPOSIUMの復刻CD[2]と合わせた78 rpmの2種類アップしましたが、今回、音源を再アップするのに際し、上記のように、回転数を[1]に合わせることにしました。 ついでに、データのある下記の2曲、 [1734ab] 47984O Arioso (Handel) 【D, 435, 75.4】 についても、[1]の回転数で再生することにします。 各音のピークはわりと揃っているように見えます。 次に、データの無い残りの4曲、 [1733ab] 47978T Gavotte (Rameau-Burmester) については、とりあえず上の平均的な75.5 rpmで再生した時の平均スぺクトルを求めると下記のようになりました。 揃っているピークもありますが、A4のピークはかなりばらついています。 そこで、このA4のピークを揃えることを試みました。 基準ピッチはA=435 Hzとして良いでしょうから、A4のピークが435 Hzになるような回転数を求めると、 Gavotte(Rameau)のピークは、436.7 Hzなので、これを435 Hzにする回転数は、 Menuett(Dussek)のピークは、430.7 Hzなので、これを435 Hzにする回転数は、 Sarabandeのピークは、438 Hzなので、これを435 Hzにする回転数は、 Andante Religiosoのピークは、436.7 Hzなので、これを435 Hzにする回転数は、 結果は、こちらが合えば、あちらが合わずとなり、75.5 rpm一律再生に比べてどちらが良いとも言えません。 むしろ、A4以外のピークについては、75.5 rpm一律の方が揃っているように見えなくもありません。 というわけで、前半4曲については[1]の回転数、後半4曲については75.5 rpmで再生することにしました。 [247ac] 047917GD Gavotte (Bach-Burmester) 75.5 rpm References
by ibotarow
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