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いぼたろうの あれも聴きたい これも聴きたい

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2005年 09月 17日

Renaud 1901

Renaud 1901_d0090784_114046.jpg

この前、ルノーのことを書いた直後、英国の古レコード屋からカタログが届いて、その中にルノーの1901年盤が1枚あったので、辛抱たまらず注文してしまいました。
LE ROI DE LAHORE: Promesse de mon avenir (Massenet) G. C.-32081 (716)
です。
1901年パリ録音は、32076(711G)から32084(719G)までシリーズ番号で9面ありますが、その内の6番目です。
なお、これは黒ラベルですが、1902年になって、赤ラベルに改められたそうです。
私にとって、初めての1901年のG&Tです。盤面は1902年G&Tにも増して、凹凸が多く、レコード文化の黎明期であることを感じさせます。また、モアレもうっすらと見られます。

マーストンによれば、この1901年パリ録音盤の再生は、大変難しく、1.5か、2mm(ミル?)の楕円スタイラスで再生すると、良い結果が得られるそうです。溝が太い(細い?)ということでしょうか?
この他にも問題があって、2種類の回転数の揺らぎがあり、一つは早い周期の揺らぎ(フラッター)で、これはピアノの音でわかります。これは1904年までのパリG&Tに見られる共通の問題です。
もう一つは、より深刻な問題で、回転数は概ね74回転で始まるのですが、突然71回転に落ちる箇所が、数ヶ所あります。回転数はその後徐々に上がって、レコードの終わりには約72.5回転に回復します。
これはさすがのマーストンも追随して補正することはできなかったようです。
とはいっても、このレコード、何も考えず普通に再生しても、ちゃんと楽しめました。なによりも、ルノーの艶のある声が素晴らしい。

by ibotarow | 2005-09-17 09:34 | 男声_ラッパ吹き込み | Comments(0)


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