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いぼたろうの あれも聴きたい これも聴きたい

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2007年 01月 08日

グリークの自作自演盤

グリークの自作自演盤_d0090784_13414732.jpg

承前、ヨアヒムの裏面は、グリーク(1843-1907)の「ノルウェーの結婚行進曲」でした。

ピアノはほとんど聴かないので、グリークの資料も「珍品レコード」の記述くらいしかありません。
あらえびすのグリーク紹介文の冒頭には、
「グリークの弾いたピアノ・レコードは、自作自演レコードの中の珍品第一位に置かる可きもので、ブラームスのレコードが発見されない限り、この王座は何んの不安もなく続くことであらう。」
と書かれています。へぇー、そういうもんですか。
そういえば数年前、某オークションで、1インチのヘア・クラック入りの上のレコードがMB$2500で出ていて驚嘆したおぼえがあります。

巻末のレコードリストには次の9面があげられていました。

35509 Papillons (Grieg)
35510 Au Printemps (Grieg)
35511 Souvenirs (Grieg)
35512 Part of Finale of Sonata (Grieg)
35513 Tanger (Grieg)
35514 Menuet from Sonata (Grieg)
35515 Wedding Day of Troldhaugen (Grieg)
35516 Humoreske (Grieg)
35517 Norwegian Wedding March (Grieg)

さて件のレコードを聴いてみました。悪名高き1903年のG&Tパリ録音だけあって、盛大に揺れます。でも音のバランスは悪くありません。
この曲、どこかで聴いたことあるな、と思っていたら、バックハウスのラ・カンパネラの裏面に入っていることにやっと気づきました。
ひっぱり出して聴いてみると、録音年は近い(1903年と1908年)ものの、年齢の差(60歳と24歳)は覆うべくもなく、若きバックハウスは迫力があります。でもグリークの華やいだ雰囲気もいいですねえ。

なお、オークションのBサイドの説明は、
The B side has damage, looks like the outer inch of grooves was constantly rubbed on something while it was playing, it is all rubbed down, no more grooves in the outer inch or inch and a half or so.
で、これを読んだとき、蓄音機でかけたために溝をつぶしてしまったのかと思いましたが、現物を見ると何のことは無い、10インチのレコードを12インチにプレスしたために、1インチ分の溝の無い部分が出来たというだけのことでした。

by ibotarow | 2007-01-08 13:42 | ピアノ_ラッパ吹き込み | Comments(0)


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