人気ブログランキング | 話題のタグを見る

いぼたろうの あれも聴きたい これも聴きたい

ibotarow.exblog.jp
ブログトップ
2007年 09月 16日

"THE E.M.G. STORY"

\"THE E.M.G. STORY\"_d0090784_20483843.jpg

連休で久しぶりに時間があるので、表記の本[1]を読んでいます。

以前、ボクがHMV163を買った人から聞いた話では、この本が出てからEMGの価格が高騰した、そうです。罪作りな本ですね。
でも、おかげで、今までごっちゃになっていた、EMGとExpertの製品のラインナップがやっとわかりましたが、ここでは、まず皆さんがもっとも興味を持たれているであろう、あのホーンの材質についての記述をご紹介しましょう。

In the interests of keeping costs to a minimum, the horn was again to be built of layers of
laminated paper.
Horns of this date have been found to contain the papers of London telephone directories
and daily newspapers.

今まで噂として取り沙汰されていた、ロンドン市の電話帳、それに新聞紙、とはっきり書かれています。

それから、E. M. GinnがなぜE.M.G.を離れてExpertを設立したか、これについても長々と記述があって、まだそんなに詳しく読んでいないのですが、E. M. Ginnは純粋に蓄音機を作りたかったのに、共同経営者のBalfour Daveyは、レコード販売を含む、音楽愛好家に対する「完全なサービス」を目指していたようです。
ですから、E.M.G.は、戦後になっても電蓄を作り続け、1970年代終わり頃まで存続したようです。
おいおいご紹介したいと思います。

[1] Francis James, "THE E.M.G. STORY", (Old Bakehouse Publications, U.K., 1998) ISBN 1 874538 27 1

by ibotarow | 2007-09-16 20:47 | 書籍 | Comments(2)
Commented by anonymat_21 at 2007-09-22 08:04 x
「コストをミニマムに維持するために」紙を張り合わせて作られたという記述も面白いですね。
不確かな「伝説」ではなく「真実」を伝える、興味深い本ですね。
Commented by ibotarow at 2007-09-25 06:47
アノニマさん、
上の記述の前の部分には、最初、ストレートホーンにしたかったが、それでは6フィートを超えてしまうので、今日、question mark shapeとして知られている形にしたこと、また、ホーンの計算をしたのは、Balfour Daveyであること、等が書かれています。


<< フーベルマンのラッパ吹き込み      蓄音機の會 >>