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2018年 09月 15日

エティエンヌのモーツァルト・クラリネット協奏曲 DF 2

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エティエンヌのモーツァルト・クラリネット協奏曲は、以前書いたように、1941年と1953年録音の2種類の10インチ盤があり、同じDF 2のカタログ番号で発売されました。
1941年録音はもちろんSPの復刻ですが、これをずっと探していました。

先日、写真の盤を見つけて、どちらかわからなかったのですが、レーベル写真にマトリクス番号が、
PART 14821
と写っていたので、うちにある10インチDF盤を2,3種類見て、1953年以前のようだと判断、思い切って、ポチってしまいました。
果たして、結果は如何に?

しばらくして、待望の表記のレコードが到着しました。
Discophiles Français DF 2
Mozart: Concerto de clarinette en la majeur K 622
[DF 2 1C1, PART 14821, M3-136463] I. Allegro / ii. Adagio
[DF 2 2C1, PART 14822, M3-136464] III. Rondeau / Ode Funèbre K 477
Orchestre de chambre - Hewitt

ワクワクドキドキして聴いてみましたが、聴き慣れたDF盤の鮮明さはありません。
これはひょっとして1941年の旧録音かと期待しましたが、次に1953年録音の12インチ盤を聴いてみると、音は違うものの演奏はよく似ています。
以前、さる畏兄に聴かせていただいた旧録音の米VOX盤はやたら元気な演奏だったと記憶しています。

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そこでファイルに落として、第1楽章の波形を比較してみました。
上図の上が12インチ、下が10インチです。よく似ています。
この音源の出だしを揃え、左と右に振り分けて、イヤホンで聴いてみました。
最初はピッタリ合っていますが、だんだんずれて行って、最後は10インチ盤が2秒ほど短いです。

次に、それぞれの最初4分間の平均スペクトルを求めると、下図のようになりました。

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440 Hz付近のピークを比べると、
12インチ; 443.5 Hz
10インチ; 444.8 Hz
となり、約1 Hzほど違います。
この原因はまだ考えませんが、形は非常によく似ていますので、これらは同じ演奏でしょうね。

その後、若き碩学Lさんより、下記のメッセージをいただきました。
「旧録音と再録音をかんたんに判別できる箇所を見つけました。
第3楽章の冒頭、アウフタクトを除いて4小節目のクラリネットソロが旧録音ではスラー気味、再録音ではスタッカート気味です。」

さっそく聴いてみました。
スタッカートでした。
がっかり。
これに懲りずにDF 2旧盤を探します。



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# by ibotarow | 2018-09-15 08:14 | 管楽器その他 | Trackback | Comments(0)