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カテゴリ:ヴァイオリン_ラッパ吹き込み( 78 )


2019年 06月 09日

ブルメスター盤の回転数

以前、Willy Burmester(1869-1933)のGramphone盤のリストを示しましたが、今回、それに、C. Zwargの"Speeds & Keys"[1]から、キー、ピッチ(Hz)、回転数(rpm)のデータを拾って【 】内に記入すると、下記のようになりました。

27 Sep. 1909, Berlin
10-in.
[1733ab] 47978T Gavotte (Rameau-Burmester)
[1734ab] 47984O Arioso (Handel) 【D, 435, 75.4】
[1735ab] 47979H Menuett (Dussek-Burmester)
[1736ab] 47985P Menuet (Handel) 【F, 435, 75.7】
12-in.
[245ac] 047919H Sarabande (Handel-Burmester)
[246ac] 047920H Andante Religioso (Sinding-Burmester)
[247ac] 047917GD Gavotte (Bach-Burmester) 【E, 435, 75.5】
[248ac] 047918GG Air (Bach-Burmester) 【C, 435, 75.5】

残念ながら半数しか載っていませんでしたが、いずれも基準ピッチはA=435 Hz、回転数は75.5 rpm前後です。

前回は、下記の2曲について、

[247ac] 047917GD Gavotte (Bach-Burmester)  (81 rpm)(78 rpm) → (75.5 rpm)
[248ac] 047918GG Air (Bach-Burmester) (81 rpm)(78 rpm) → (75.5 rpm)

Mさんの推定値81 rpmと、SYMPOSIUMの復刻CD[2]と合わせた78 rpmの2種類アップしましたが、今回、音源を再アップするのに際し、上記のように、回転数を[1]に合わせることにしました。

ついでに、データのある下記の2曲、

[1734ab] 47984O Arioso (Handel) 【D, 435, 75.4】
[1736ab] 47985P Menuet (Handel) 【F, 435, 75.7】

についても、[1]の回転数で再生することにします。
ピッチの揃い具合を見るため、これら4曲の平均スペクトルを求めると、下記のようになりました。

d0090784_09125907.jpg

各音のピークはわりと揃っているように見えます。

次に、データの無い残りの4曲、

[1733ab] 47978T Gavotte (Rameau-Burmester)
[1735ab] 47979H Menuett (Dussek-Burmester)
[245ac] 047919H Sarabande (Handel-Burmester)
[246ac] 047920H Andante Religioso (Sinding-Burmester)

については、とりあえず上の平均的な75.5 rpmで再生した時の平均スぺクトルを求めると下記のようになりました。

d0090784_09132859.jpg

揃っているピークもありますが、A4のピークはかなりばらついています。
そこで、このA4のピークを揃えることを試みました。
基準ピッチはA=435 Hzとして良いでしょうから、A4のピークが435 Hzになるような回転数を求めると、

Gavotte(Rameau)のピークは、436.7 Hzなので、これを435 Hzにする回転数は、
435/436.7*75.5=75.2 rpm  
となります。

Menuett(Dussek)のピークは、430.7 Hzなので、これを435 Hzにする回転数は、
435/430.7*75.5=76.3 rpm
となります。

Sarabandeのピークは、438 Hzなので、これを435 Hzにする回転数は、
435/438*75.5=75.0 rpm  
となります。

Andante Religiosoのピークは、436.7 Hzなので、これを435 Hzにする回転数は、
435/436.7*75.5=75.2 rpm  
となります。
これらの回転数で再生した時の平均スペクトルを求めると下記のようになりました。

d0090784_12432797.jpg

結果は、こちらが合えば、あちらが合わずとなり、75.5 rpm一律再生に比べてどちらが良いとも言えません。
むしろ、A4以外のピークについては、75.5 rpm一律の方が揃っているように見えなくもありません。

というわけで、前半4曲については[1]の回転数、後半4曲については75.5 rpmで再生することにしました。

[247ac] 047917GD Gavotte (Bach-Burmester) 75.5 rpm
[248ac] 047918GG Air (Bach-Burmester) 75.5 rpm
[1734ab] 47984O Arioso (Handel) 75.4 rpm
[1736ab] 47985P Menuet (Handel) 75.7 rpm
[1733ab] 47978T Gavotte (Rameau-Burmester) 75.5 rpm
[1735ab] 47979H Menuett (Dussek-Burmester) 75.5 rpm
[245ac] 047919H Sarabande (Handel-Burmester) 75.5 rpm
[246ac] 047920H Andante Religioso (Sinding-Burmester) 75.5 rpm

References
[1] Chris Zwarg, "Speeds & Keys Vol. I Gramophone Co. (1898-1921)", Truesound Transfers (Berlin, 2018)
[2] Great Violinists Vol. 1, SYMPOSIUM 1017 (1994)



by ibotarow | 2019-06-09 09:36 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)
2019年 06月 02日

ブーシュリ盤の回転数

以前、Jules Boucherit (1877-1962)のZonophone盤のリストを示しましたが、今回、それに、C. Zwargの"Speeds & Keys"[1]から、キー、ピッチ(Hz)、回転数(rpm)のデータを拾って【 】内に記入すると、下記のようになりました。

1906, Paris      
[5499o] X-87900 Le cygne (Saint-Saëns)
[5500o] X-87901 Gavotte ancienne (Jean-Marie Leclair)
[5502o] X-87902 Romance (Louis Diémer) 【C, 441, 76.6】
[5503o] X-87903 Tambourin (Jean-Marie Leclair) 【D, 441, 76.5】
[5506o] X-87904 Hejre Kati (Hubay)
[5508o] X-87905 Berceuse (G Faure)
[5592o] X-87906 Thais: Méditation (Massenet) 237902
[5593o] X-87910 Danse mauresque (Lefort) 237913
[5594o] X-87907 Poème hongrois No 4 (Hubay)
[5595o] X-87908 Caprice scherzando (Louis Diémer)
[5596o] X-87909 Poème hongrois No 6 (Hubay)
[5597o] X-87911 Nocturne de Chopin (transcrit par Sarasaté) 237914
[5598o] X-87912 Aria (Bach)
[5599o] X-87913 Menuet du Concert k219 (Mozart) 237903 【A, 441, 76.4】
[6021o] X-87912X Aria (Bach)

その時書いたように、
Zonophoneは1903年にG&Tに買収されたので、実質的にはフレンチG&Tです。
録音技術者は、マトリクスのサフィックス"o"から、サラサーテと同じWallcuttと思われます。

それで[1]にデータがあることを期待したのですが、わずか3面のデータしか載っていませんでした。
でも、基準ピッチはいずれもA=441 Hzですので、この頃のパリのG&Tスタジオのピアノは、サラサーテと同じく、A=441 Hzに調律されていたようです。

前回は、下記の2曲について、復刻CD[2]と合わせて回転数を推定した結果、

237902 [5592o] Thais: Méditation (Massenet)    76 rpm 
237903 [5599o] Menuet du Concert k219 (Mozart)  76 rpm  (76.4 rpm)

となりました。
()内に示した[1]の値と比べると、0.4 rpm低い値ですので、この復刻CDのピッチはA=440 Hzとしているのかもしれません。

一方、[1]にはタイスのデータはありません。
でも、上記のように、基準ピッチはA=441 Hzでしょうから、モーツァルトと同じような回転数であろうと思われます。
そこでまず、この2面を76.4 rpmで再生した時の平均スペクトルを求めると下図の赤と青のようになりました。

d0090784_10190863.jpg


赤のモーツァルトのA4のピークはほぼ441 Hz付近にありますが、青のタイスは443 Hz付近になりました。
それで、以前の76 rpm再生時のタイスのスペクトルを求めると灰のようになり、A4のピークは441 Hz付近に移動しました。

というわけで、今回、音源を再アップするのに際し、モーツァルトは回転数を[1]に合わせることにしましたが、タイスに関しては前回と同様76 rpmとします

237902 [5592o] Thais: Méditation (Massenet) (76.0 rpm)

237903 [5599o] Menuet du Concert k219 (Mozart) (76.4 rpm)

References
[1] Chris Zwarg, "Speeds & Keys Vol. I Gramophone Co. (1898-1921)", Truesound Transfers (Berlin, 2018)
[2] The Great Violinists, Vol. 23, Symposium 1349 (2007)




by ibotarow | 2019-06-02 08:07 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)
2019年 05月 26日

ロゼ盤の回転数

以前、Arnold Rosé (1863-1946)のラッパ吹込みのリストを示しましたが、今回それに、C. Zwargの"Speeds & Keys"[1]から、キー、ピッチ(Hz)、回転数(rpm)のデータを拾って【 】内に記入すると、下記のようになりました。

1900 (Vienna) 【452】
7-in.
[1556A] 47905 Nocturne (Popper-Rosé)
[1557A] 47906 Spanischer Tanz (Sarasate)
[1558A] 47908 Madrigal (Simonetti)
[1559A] 47907 Ungarischer Tanz No 5 in F-Moll (Brahms-Joachim)

1902 (Vienna)
7-in.
[2403B] 47914 Madrigal (Simonetti)
[2404B] 47915 Ungarischer Tanz Nr 5 in Fis-Dur (Brahms-Joachim)
[2405B] 47918 Air (Goldmark)
[2406B] 47917 Zigeunerweisen Op 20 (Sarasate) 【Cm, 452, 80.2】
10-in.
[908x] 47930 Romanze (Beethoven)
[909x] 47924 Madrigal (Simonetti)
[910x] 47925 Spanischer Tanz Nr 8 Op 26 Nr 2 (Sarasate) 【D, 452, 80.8】
[911x] 47931 Nocturne Op 22 (Popper-Rosé)
[912x] 47932 Romanze (Svendsen)
[913x] 47926 Othello: Fantaisie brillante Op 11 (Rossini-Ernst) 【Am, 452, 80.2】

May 1909 (Vienna)
10-in.
[14679u] 47974 Romanze Nr 1 Op 54 (Svendsen) 【G, 435, 73.2】
[14680u] 47972 Air auf dem G-Saite (Bach-Wilhelmj) 【C, 435, 72.8】
[14681u] 47973 Ungarischer Tanz Nr 5 (Brahms-Joachim) 【Gm, 435, 72.6】
[14682u] 47975 Romanze Nr 2 in F-Dur Op 50 (Beethoven) 【F, 435, 72.8】
12-in.
[01007v] 047921 Spanischer Tanz (Sarasate) 【C, 435, 72.6】

Oct 4, 1909 (Vienna)
10-in.
[15231u] 47981 Konzert Op 28: Andante (Goldmark) 【G, 435, 75.1】
[15232u] 47982 Madrigal (Simonetti) 【D, 435, 75.0】
[15233u] 47983 Polonaise brillante Nr 1 Op 4 (Wieniawski) 【D, 435, 75.6】
[15234u] 47981 Faust: Fantasie (Gounod-Sarasate) 【D, 435, 75.4】
12-in.
[01213v] 047923 Othello: Fantaisie brillante Op 11 (Rossini-Ernst) 【A, 435, 75.0】
[01214v] 047924 Nocturno Op 22 (Popper-Rosé) 【B, 435, 75.5】
[01215v] 047922 Zigeunerweisen Op 20 (Sarasate) 【Cm, 435, 75.4】

Nov 7, 1910 (Vienna)
10-in.
[15096b] 47989 Sonate Nr 7: Larghetto (Nardini)
[15097b] 47990 do: Rondo allegro
[15098b] 47987 Nocturne Op 9 Nr 2 (Chopin-Wilhelmj) 【E/o, 435, 82.3】
[15099b] 47988 Romanze in F Op 11 (Chopin-Wilhelmj) 【D/o, 435, 82.0】
12-in.
[2095c] 047928 Konzert Op 28 (Goldmark): Allegro moderato 【E/o, 435, 81.9】
[2096c] 047929 Konzert Op 64 (Mendelssohn): Andante 【C/o, 435, 81.9】

May 19, 1914 (Vienna) Selma Kurz
12-in.
[775m] 043272 Ave Maria (Bach-Gounod), vln ARNOLD ROSE 【F, 435, 80.3】

1902年以前のデータはあまり載っていませんでした。[1]もG&Tすべてを網羅している訳ではないようです。
マトリクス番号の前後のデータから類推すると、[1]では、1900~1902年のウィーンはロンドンと同じ基準ピッチA=452 Hzとしています。
それに対して、1909年以降はA=435 Hzとなっています。

前回は、下記の2曲について、復刻CD[2,3]と合わせて回転数を推定した結果、

47925 [910x] Spanischer Tanz Nr 8 Op 26 Nr 2 (Sarasate)  78 rpm [2] (80.8 rpm [1])
47975 [14682u] Romanze Nr 2 in F-Dur Op 50 (Beethoven)  75 rpm [3] (72.8 rpm [1])

となりました。
()内に示した[1]の値と比べると、47925は-2.8 rpm、47975は+2.2 rpmの差があります。
これらの値からそれぞれの復刻CDの基準ピッチを求めてみると、

47925: 452*78/80.8=436 Hz
47975: 435*75/72.8=448 Hz

となりました。いずれも予想したA=440 Hzからずれているので、参考データに留めておきます。
もっとも、この頃は耳で聴いて合わせていたので、それなりの誤差はあると思いますが。

一方、この2曲を[1]の回転数で再生した時のピッチを確かめるため、300 Hzから600 Hzの平均スペクトルを求めると下図のようになりました。
A4のピークは、それぞれの基準ピッチ452 Hzと435 Hz付近にあるのがわかります。

d0090784_08110005.jpg

というわけで、今回、音源を再アップするのに際し、回転数を[1]に合わせることにしました。


References
[1] Chris Zwarg, "Speeds & Keys Vol. I Gramophone Co. (1898-1921)", Truesound Transfers (Berlin, 2018)
[2] The Great Violinists Vol 24 - Arnold Rosé (1902-1929), Symposium 1371 (2008)
[3] Arnold Rosé, First violin of Vienna - 1909-1936 recordings, Arbiter Records 148 (2006)



by ibotarow | 2019-05-26 08:23 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)
2019年 03月 31日

ヨアヒム盤の回転数

d0090784_09412695.jpg

以前「デジタル化その8 ヨーゼフ・ヨアヒム」で、1903年G&Tのリストを示しましたが、今回、それに、C. Zwargの"Speeds & Keys" [1]から、キー、ピッチ(Hz)、回転数(rpm)のデータを拾って【 】内に記入すると、下記のようになりました。

G&T
1903, Berlin (iss 9/03)
[204y] 047903 Bach: Sonata for Violin solo no. 1 in G minor, BWV 1001: Prelude 【Gm/o, 435, 73.0】
[205y] 047904 Bach: Partita for Violin solo no. 1 in B minor, BWV 1002: Tempo di Bourée 【Bm/o, 435, 73.0】

27 August 1903, Berlin
[217y] 047905 Brahms: Hungarian Dance no. 2 in D minor (arr. Joachim) 【Dm/o, 443, 82.1】
[218y] 047906 Joachim: Romance in C Major 【C/o, 443, 79.6】
[219y] 047907 Brahms: Hungarian Dance no. 1 in G minor (arr. Joachim) 【Gm/o, 443, 78.9】

録音は2回に分けて行われたようで、前半のピッチはA=435 Hz、後半のピッチはA=443 Hzで、かなり違います。
なお、後半の録音日はケリー[2]に依りますが、上のレーベル写真の日付"27? June 1903"と、少し違います。
また、[2]には前半の録音日はありませんが、"iss 9/03"の記載があるので、9月に発売されたようです。

それでは、205yと217yの間にはどんな録音があるのか、ひょっとしてヨアヒムの未発表録音があるのではないか、という興味から[2]を見てみると、

CARL NEBE (o)
[206y] 042027 An der Weser (Pressel)
[207y] 042024 Der Rattenfänger: Wandern, ach wandern (Neuendorff)
[208y] 042028 Deutschland über alles (Haydn)
[209y] 042029 Es braust ein Ruf wie Donnerhall (Wilhelm)

MARCEL SALZER
[210y] 041000 Willi als Abiturient (Rideamus)
[211y] 041001 Willis 16 Geburtstag (Rideamus)

LUNA ORCHESTER (PAUL LINCKE)
[212y] 040500 Frau Luna: Lunawalzer (Lincke)
[213y] 040501 Lysistrata: Glühwürmchenidyll (Lincke)

KAISER FRANZ GARDE-GRENADIER REGIMENT Nr 2 (ADOLF BECKER)
mit Kommando von M LIEPOLD, Lehrer der Tanzkunst
[214] 040032 Die Fledermaus Quadrille, 1-2-3 Tour (Strauss)
[214½] 040041 do, 4-5 Tour
[215] 040033 do, 6 Tour
[215½] 040033X do, 6 Tour
[216]

であり、残念ながらヨアヒムの録音ではありませんでした。

さて、前回はハンガリー舞曲1番と2番の回転数について、TESTAMENTの復刻CD[3]に合わせて、
1番:78.0 rpm (78.9 rpm)
2番:81.5 rpm (82.1 rpm)
と推定しました。もっとも、1番に関してはSYMPOSIUMのレーベル上にも記載がありましたが。
これらはいずれも()内に示した[1]の値より少し小さくなっています。また、[1]のピッチはいずれもA=443 Hzです。
今までの経験から、復刻CDはA=440 Hzで復刻されることが多いので、TESTAMENTのピッチをA=440 Hzだと仮定して、それが443 Hzになる回転数を求めてみると、
1番:443/440*78.0=78.5 rpm
2番:443/440*81.5=82.1 rpm
となり、[1]の回転数と、ほぼ等しくなりました。

念のため、[1]の回転数で再生した時の、400 Hzから500 Hzの平均スペクトルを求めると下図のようになりました。

d0090784_16384150.jpg

A4のピーク周波数は、1番は444 Hz、2番は445 Hzで、予期した443 Hzより少し高い結果となりました。
1番はかなり鋭いピークですが、2番は富士山山頂のような幅があります。幅は442 Hzから450 Hzまで8 Hzあり、これはおそらく外周と内周の回転数差があるためかもしれません。
ちなみに、[1]によるA=443 Hzで82.1 rpmの時、442 Hzから450 Hzになる回転数は、81.9 rpmから83.4 rpmに相当します。
これ以上の考察には、外周から内周に至るピッチの変化を追いかける必要がありますが、面倒なのでやめておきます。


ところで、ヨアヒムの音源を置いて当ブログにリンクを張っていたGeocitiesが3月末で終了するようで、データ自体の削除は1年後とのことですが、この機会に、Yahoo Boxに移すことにしました。
ついでに、回転数を[1]に合わせることにしました。

ハンガリー舞曲第1番 
047907 [219y] Brahms: Hungarian Dance no. 1 in G minor (78.9 rpm)

ハンガリー舞曲第2番
047905 [217y] Brahms: Hungarian Dance no. 2 in D minor (82.1 rpm)

Geocitiesには、まだいくつか音源が置いてありますが、順次、移したいと思います。

References
[1] Chris Zwarg, "Speeds & Keys Vol. I Gramophone Co. (1898-1921)", Truesound Transfers (Berlin, 2018)
[2] Alan Kelly, "Matrix Series Suffix h (early use suffix-x), Recorded by WILLIAM SINKLER DARBY (1901 to 1909)", MAT104 (November, 1994)
[3] The Great Violinists - Recordings from 1900-1913, TESTAMENT SBT1323 (2012)



by ibotarow | 2019-03-31 08:17 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)
2019年 02月 24日

サラサーテ盤の回転数その6

C. Zwargの"Speeds & Keys" [1]が出て以来、回転数調べはすっかりやる気が失せました。
目の前にいきなり虎の巻をぶら下げられたようなもんですからね。人が堕落するのは必定です。

しかしながら、サラサーテ盤の回転数は今まで何回かトライしましたが、未だ明解な結論は得られていません。
そこで、せめて虎の巻にはどんな解が載っているのか見てみようと、[1]から、キー、ピッチ(Hz)、回転数(rpm)のデータを拾って【 】内に記入すると、下記のようになりました。

1905 Paris

[4258o] 37931 Partita No 3 BWV1006: Prelude (Bach) 【 E, 442, 72.1 】

[4259o] 37932 Introduction et Caprice Jota, Op 41 (Sarasate) 【 G, 441, 72.5 】

[4260o] 37933 Introduction et tarantelle, Op 43 (Sarasate) 【 C, 441, 71.7 】<333.1>

[4261o] 37934 Miramar-Zortzico Op 42 (Sarasate) 【 Cm, 441, 71.8 】<331.7>

[4262o] 37929 Caprice basque Op 24 (Sarasate) 【 Am, 441, 71.8 】<333.1>

[4263o] 37930 Zigeunerweisen Op 20 (Sarasate) Part-1 【 Cm, 441, 71.9 】

[4264o] 37935 Zigeunerweisen Op 20 (Sarasate) Part-2 【 Cm, 441, 72.3 】<334.4>

[4265o] 37936 Danzas españolas, Op 21. Habanera (Sarasate) 【 Dm, 441, 72.2 】<333.8>

[4266o] 37937 Zapateado, Danse des souliers Op 23 No 2 (Sarasate) 【 A, 441, 72.4 】<333.8>

[4267o] 37938 Nocturne Op 9 No 2 (Chopin-Sarasate) 【 E♭, 441, 72.5 】

基準ピッチはプレリュードだけA=442 Hzですが、あとはA=441 Hzに揃っています。
回転数は72 rpm前後でバラついていますが、それほど大きな変化はありません。この値を以前その5で作った復刻CD,復刻LPの回転数を比較したグラフに追記すると下図のようになりました。

d0090784_19034577.jpg

似ているのもありますが、違うのもあり、どれが正解かは何とも言えません。
最初は見るだけのつもりだったのですが、これらの回転数でレコードを再生した時、ピッチがA=441 Hzになるかどうか調べることにしました。
実際は内外周のピッチ差があるかもしれませんが、それは無視し、演奏の初めから終りまでの平均スペクトルを求め、300 Hzから600 Hzまで表示すると下図のようになりました。

d0090784_19034481.jpg

ピッチはわりと揃っており、特に330 Hzあたりの、たぶんE4のピークは、チゴイネルワイゼンpt.1を除いて、よく揃っているのがわかります。
でも、440 HzあたりのA4のピークは明確ではありません。これは楽曲にその音があまり含まれていないことを意味するのでしょう。

そこで、E4と思われるピークの周波数を求め、上のリストの<>内に記入しました。
これらの平均を取ると、
(333.1+331.7+333.1+334.4+333.8+333.8)/6=333.3 Hz
になります。
これがE4だとすると、A4の周波数は、
333.3*1.3348=444.9 Hz
となります。
予期した441 Hzより少し高めですが、似た値になりました。
この違いの原因を考えるためにはさらに詳しい解析が必要となりますが、めんどうなのでやめておきます。

次に、上と同じ回転数で再生した内周トラックの平均スペクトルを、400 Hzから460 Hzまで表示すると下図のようになりました。

d0090784_19034512.jpg

430 Hzあたりに分布している曲が多いですが、チゴイネルワイゼンpt.1は数Hz低く、ミラマールは数Hz高くなっています。いずれも富士山の山頂のような幅があるのは、回転ムラがあるためでしょう。

楽曲トラックと内周トラックのピッチは違うんではないかと以前から感じていましたが、これは内外周の回転数差で説明できるかもしれません。
今、楽曲トラックのピッチがA=440 Hzとすると、半音下は、
440/1.059=415 Hz
ですから、430 Hzは、半音のさらに半分の4分音くらい下に相当します。

カッターレースの駆動トルクの関係か、あるいは他の原因かよくわかりませんが、カッティング時、外周より内周の方が回転数が速くなる場合があるようです。その場合、一定回転数で再生すると、内周部のピッチは低くなります。
もし、楽曲トラックの平均回転数が72 rpmのとき、ピッチがA=440 Hzだとすると、内周トラックの430 Hzが440 Hzになる回転数は、
72*440/430=73.7 rpm
になります。
以前、その5でチゴイネルワイゼンpt.1の始めと終わりで、回転数にして約1 rpmの差があることを報告しました。
今回の回転数差は1.7 rpmで、それより大きいですが、そんなに荒唐無稽な値でもありません。
でも、これ以上詳しく調べようとすると、楽曲トラックのピッチ変化がどうなっているか追いかける必要がありますが、めんどうなのでやめておきます。

という訳で、今回も結論らしきものは得られませんでした。

Reference
[1] Chris Zwarg, "Speeds & Keys Vol. I Gramophone Co. (1898-1921)", Truesound Transfers (Berlin, 2018)





by ibotarow | 2019-02-24 08:37 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)
2018年 11月 25日

クライスラーG&T その3

"Speeds & Keys" [1]を入手してからというもの、回転数調べは、すっかりやる気が失せてしまいました。
こういう本が出ることを渇望していたにもかかわらず、実際手に取ってみると、うれしいような、がっかりしたような複雑な気分です。
しかし、これまで調べた値とどれくらい違うか、一応比べてみることにしました。

クライスラーG&T4面のリストに、[1]による【 キー, ピッチ(Hz), 回転数(rpm) 】を書き加えました。
()内の値は前報クライスラーG&T その2の推定値です。

1904, Berlin
47944 [2084X] Chanson sans paroles (Tschaikowsky) 【 F, 443, 75.5 】(74.9)
47945 [2085X] Sarabande (Sulzer) and L'Abeille (Schubert) 【 D, Em, 443, 75.9 】 (75.7)
47946 [2086X] Prelude in E (Bach) 【 E/o, 443, 76.3 】 (76.2)
47947 [2087X] Air on the G string (Bach) 【 C/-2, 443, 78.0 】 (77.6) 

ここで、キーのスラッシュ以下の表記は、/oがスコア通り、/-2は半音二つ分、つまりスコアより全音低いという意味です。後者については、本当かなあという気がしますが、取りあえずは紹介するだけに留めておきます。

d0090784_14503142.jpg

Biddulphの復刻CD[2]に加えてこれら3種の回転数を並べてみると、多少差はありますが傾向は似ています。
どれが正解かはわかりませんが、まあどれも、当たらずとも遠からず、といったところでしょうか。 

Reference
[1] Chris Zwarg, "Speeds & Keys Vol. I Gramophone Co. (1898-1921)", Truesound Transfers (Berlin, 2018), p 160.
[2] The complete acoustic HMV recordings, BIDDULPH LAB 009-10 (1989)



by ibotarow | 2018-11-25 08:34 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)
2018年 06月 17日

ヴェチェイFONOTIPIA その2

承前、トロイメライの回転数がほかと比べて目立って低い点について、再検討を行います。
まず、前回の回転数比較をFig. 1に、ヘ長調の楽譜[1]をFig. 2に、78 rpm再生時のスペクトルをFig. 3に再掲します。

d0090784_09143765.jpg
d0090784_09144364.jpg
d0090784_09145140.jpg

前回も書きましたが、Fig. 2の楽譜に基づく限り、Fig. 3に示すようにA4は530 Hz付近になり、これを440 Hzに合わせようとするとFig. 1の回転数あたりにならざるを得ないと思います。
そうすると、ほかと横並びの回転数にするためには、ヘ長調以外に移調された楽譜を弾いた可能性を考える必要があります。

探してみると、Fig. 4に示すト長調の楽譜[2]を見つけました。

d0090784_09443298.jpg

Fig. 5に示すように、78 rmp再生時の全体スペクトルの各ピークにト長調の音階を当てはめようとすると、480 Hz付近のピークをA4に選べば無理なく並びました。
d0090784_09190240.jpg

もしト長調の楽譜を用いたと仮定すると、5小節目の2分音符はA4になります。
この音の部分を切り取ってスペクトルを求めると、Fig. 5(赤)に示すようにA4は480 Hz付近ですので、Fig. 5(青)の全体スペクトルからこの付近のピーク周波数を拾うと、
480.459595 Hz 
となりました。

この周波数から、A4=440 Hzになる回転数を求めると、
440/480.459595*78=71.4 rpm 
となりました。

Fig. 6にこれまでの回転数を比較しました。

d0090784_09215501.jpg

Fig. 1の63.8 rpmよりもだいぶその他の値に近づきましたが、なお低い値です。

そこで、全体スペクトルをもう一度見渡して、450 HzのピークがA4になるようなキーを探すと、Fig. 7に書き入れたように、無理なく音階が並ぶのはフラット4つの変イ長調です。

d0090784_09223242.jpg

変イ長調の楽譜を探すと、フレンチホルン用の楽譜[3]がありましたが、ホルンパートはフラット3つの変ホ長調です。
管楽器は楽譜の音と、実際出る音は異なる場合があるので、複雑でよくわかりませんが、移調楽器の読み替え表 [4]によると、F管ホルンの実音は、記載音の完全5度下になるようです。
したがって、楽譜上は変ホ長調ですが、実際のキーは変イ長調となる訳です。ややこしいですね。
その後、オンデマンド楽譜生成システム[5]を見つけましたので、変イ長調のピアノ譜をFig. 8に示します。
d0090784_09230823.jpg
冒頭のE♭音はヴァイオリンでは出ませんので、1オクターブ上げて弾くのでしょうね。
5小節目の2分音符はB♭になります。

この音の部分を切り取ってスペクトルを求めると、Fig. 7(赤)に示すようにB4♭は480 Hz付近 ですので、A4に換算すると約450 Hzになります。

そこで、Fig. 7(青)の全体スペクトルからこの付近のピーク周波数を拾うと、
450.85144 Hz 
となりました。

この周波数から、A4=440 Hzになる回転数を求めると、
440/450.85144*78=76.1 rpm 
となりました。

d0090784_09242670.jpg

Fig. 9に示したように、この値だと同時期の録音とほぼ同じ回転数になるのですが、あまりにも都合の良いこじ付けのような気がしないでもありません。

3種類のキー、回転数で再生したMP3音源を下記にアップしました。
ヘ長調(63.8 rpm); [XPh4633] 72401 Träumerei, Op. 15, no. 7 (Schumann)
ト長調(71.4 rpm); [XPh4633] 72401 Träumerei, Op. 15, no. 7 (Schumann)
変イ長調(76.1 rpm); [XPh4633] 72401 Träumerei, Op. 15, no. 7 (Schumann)

本来の回転数からあまりに外れると、聴き慣れた歌手なら胴間声やカン高い声など不自然な声になるので、ある程度判断できる場合があるのですが、楽器は全くわかりません。どれももっともらしく聴こえます。

参考までに、以前、ヘ長調の楽譜で合わせたクーベリックのトロイメライを下記に再掲します。
[xPh 285-2] 39194 Kinderszenen: Träumerei (Schumann)
上の3つのトロイメライのどれに似ているかと言うと、やはりヘ長調の63.8 rpmですね。
さて、真相や如何に?

References
[1] https://violinsheetmusic.org/classical/s/schumann/
[2] http://violin.score.sukkiri.org/score/traumerei.html
[3] https://www.musicnotes.com/sheetmusic/mtd.asp?ppn=MN0161768
[4] http://lab.rygasound.com/navi/%E7%A7%BB%E8%AA%BF%E6%A5%BD%E5%99%A8%E3%81%AE%E8%AA%AD%E3%81%BF%E6%9B%BF%E3%81%88%E8%A1%A8/
[5] http://mahoroba.logical-arts.jp/score/download.php?id=121



by ibotarow | 2018-06-17 08:05 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(1)
2018年 06月 03日

ヴェチェイFONOTIPIA

ヤン・クーベリック最後のFonotipiaセッションは1911年3月で、その後は同年7月からHMVに録音します。
それで、次はHMVを調べようと思ったのですが、その年の2月と5月に、クーベリックと同じく”他の人々がやっとその才能を発揮し始める時期に、すでに頂点を越えてしまった不幸な天才”、フランツ・フォン・ヴェチェイ(1983-1935)がFonotipiaに録音しています。
こちらの方が興味がありますので、先にヴェチェイFonotipiaを。

拙ブログからリストを再掲しますと、

Franz von Vecsey FONOTIPIA Recordings

17-Feb-1911
[XPh4523]   62506  Larghetto (Händel - arr. Hubay)             98086
[XPh4524]   -----   Capriccio all'antica (Sinigaglia)
[XPh4525]   -----   Aria (Bach - arr. Wilhelmj)
[XPh4525-2] -----   do
[XXPh4526]  74091  Il Trillo del Diavolo (Tartini)                 76432
[XPh4527]   -----   Ave Maria, Op. 52, no. 6 (Schubert - arr. Wilhelmj)
[XPh4528]   62503  Souvenir de Moscou, Op. 6 (Wieniawski)       98085  
[XPh4529]   -----   Träumerei, Op. 15, no. 7 (Schumann)
[XXPh4530]  -----   Souvenir de Moscou, Op. 6 (Wieniawski)
[XXPh4530-2] 74092  do                          76433
[XXPh4530-3] -----  do
[XPh4532]    -----  La Ronde des lutins, Op. 25 (Bazzini)
[XPh4533]   62502  Capriccio in B minor, Op. 1, no. 2 (Paganini)     67770
[XXPh4534]  74090  Humoreske, Op. 101, no. 7 (Dvorak - arr. Wilhelmj) 76431
[XPh4535]   62500  Albumblatt (von Vecsey)                   98078
[XPh4536]   -----   Le Luthier de Cremone (Hubay)
[XPh4537]   -----   Adagio (Bach)
[XPh4538]   62508  FAUST: Fantasia sul Valzer (Gounod - arr. Wieniawski) 98083
[XPh4539]   -----   Capriccio in E flat, Op. 1, no. 14 (Paganini)

3-May-1911
[XPh4627]   -----   Guitarre, Op. 45, no. 2 (Moszkowski - arr. Wilhelmj)
[XPh4628]   62498  Le Luthier de Cremone (Hubay)              98077
[XPh4629]   62501  Capriccio all'antica (Sinigaglia)               67769
[XPh4630]   62499  Capriccio in E flat, Op. 1, no. 14 (Paganini)      67767
[XPh4631]  -----   Guitarre, Op. 45, no. 2 (Moszkowski - arr. Sarasate)
[XPh4631-2]  62509  do                             98084
[XPh4632]   62504  Ave Maria, Op. 52, no. 6 (Schubert - arr. Wilhelmj) 67772
[XPh4633]   62505  Träumerei, Op. 15, no. 7 (Schumann)       72401, 98087
[XPh4634]   62507  Aria (Bach - arr. Wilhelmj)                  98080
[XPh4635]   -----   FAUST: Fantasia sul Valzer (Gounod - arr. Wieniawski)
[XXPh4636]  74089  La Ronde des lutins, Op. 25 (Bazzini)          76430

発売された16面のうち、下記の12面の回転数を推定します。

17-Feb-1911
[XPh4523]   62506  Larghetto (Händel - arr. Hubay)             
[XXPh4526]  74091  Il Trillo del Diavolo (Tartini)  
[XPh4528]   62503  Souvenir de Moscou, Op. 6 (Wieniawski)
[XXPh4530-2] 74092  Souvenir de Moscou, Op. 6 (Wieniawski)
[XPh4533]   62502  Capriccio in B minor, Op. 1, no. 2 (Paganini)
[XXPh4534]  74090  Humoreske, Op. 101, no. 7 (Dvorak - arr. Wilhelmj)
[XPh4538]   62508  FAUST: Fantasia sul Valzer (Gounod - arr. Wieniawski)
3-May-1911
[XPh4628]   62498  Le Luthier de Cremone (Hubay)
[XPh4631-2]  62509  Guitarre, Op. 45, no. 2 (Moszkowski - arr. Sarasate)
[XPh4633]   72401  Träumerei, Op. 15, no. 7 (Schumann)       
[XPh4634]   62507  Aria (Bach - arr. Wilhelmj)
[XXPh4636]  74089  La Ronde des lutins, Op. 25 (Bazzini)  

これらを78 rpmで再生した時の300 Hzから600 Hzまでのスペクトルを、録音時期で二つに分けて、Fig. 1aとFig.1bに示します。

d0090784_06551693.jpg
d0090784_06552214.jpg

個別のデータはMoreを見ていただくとして、A4=440 Hzで推定した回転数をFig. 26にまとめます。

d0090784_15074977.jpg

トロイメライの低回転数が目立ちます。
いくら、ええ加減なFonotipaといえども、これは異様です。たぶん間違っているでしょう。
楽譜が違うのかもしれませんが、ヘ長調の楽譜で合わせると、このあたりにならざるを得ません。
これについては取りあえず暫定値とし、別途検討することにします。

これらの回転数で再生したMP3音源を下記にアップしました。

[XPh4523]   62506  Larghetto (Händel - arr. Hubay)            
[XXPh4526]  74091  Il Trillo del Diavolo (Tartini)  
[XPh4528]   62503  Souvenir de Moscou, Op. 6 (Wieniawski)
[XXPh4530-2] 74092  Souvenir de Moscou, Op. 6 (Wieniawski)
[XPh4533]   62502  Capriccio in B minor, Op. 1, no. 2 (Paganini)
[XXPh4534]  74090  Humoreske, Op. 101, no. 7 (Dvorak - arr. Wilhelmj)
[XPh4538]   62508  FAUST: Fantasia sul Valzer (Gounod - arr. Wieniawski)
[XPh4628]   62498  Le Luthier de Cremone (Hubay)
[XPh4631-2]  62509  Guitarre, Op. 45, no. 2 (Moszkowski - arr. Sarasate)
[XPh4633]   72401  Träumerei, Op. 15, no. 7 (Schumann)       
[XPh4634]   62507  Aria (Bach - arr. Wilhelmj)
[XXPh4636]  74089  La Ronde des lutins, Op. 25 (Bazzini)
 

なお、今回の調査にあたって、Loreeさんのお嬢さんに大変お世話になりました。
ここに厚く感謝の意を表します。ありがとうございました。




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by ibotarow | 2018-06-03 08:15 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)
2018年 05月 27日

クーベリックFONOTIPIA 後半

後半では、1906~1911年録音のうち下記10面の回転数を推定します。

1906
[xPh 2228] 39925 Zephyr, Op.35-5 (Hubay)
[xPh 2231] 39884 Scherzo Tarantelle, Op.16 (Wieniawski)

1907
[xPh 2400-2] 62036 Cavatina in D, Op.85-3 (Raff)
[xPh 2401] 62037 Vision (Drdla)
[xPh 2402-2] Rx 98112 Souvenir (Drdla)
[xxPh 2405] 74084-2 Zingaresca (Sarasate)

1910
[xxPh 4305] 74083 Zapateado - Danza spagnola, Op.23-2 (Sarasate)
[xPh 4307] Rx 98113 Serenade (Drdla)

1911
[xPh 4552] 62573 Images, Impressions et Souvenirs, Op.41-14: Poem (Fibich-Kubelik)
[xPh 4554] 62574 Berceuse, Op.56 (Drdla)

これらを78 rpmで再生した時のスペクトルをFig. 1に示します。

d0090784_13072131.jpg
ピッチはかなりばらついています。

個別のデータはMoreを見ていただくとして、前半の結果と合わせて、A4=440 Hzで推定した回転数をまとめるとFig. 22のようになりました。

d0090784_13080078.jpg
大きく平均を外れているのもありますが、おおむね、
1905; 80 rpm前後
1906; 72 rpm前後
1907; 70 rpm前後
1910; 76 rpm前後
1911; 78 rpm前後
となりました。
年代別回転数の推移が、他のFonotipiaにも当てはまるかどうかは定かではありません。

これらの回転数で再生した後半10面のMP3音源を下記にアップしました。

[xPh 2228] 39925 Zephyr, Op.35-5 (Hubay)
[xPh 2231] 39884 Scherzo Tarantelle, Op.16 (Wieniawski)
[xPh 2400-2] 62036 Cavatina in D, Op.85-3 (Raff)
[xPh 2401] 62037 Vision (Drdla)
[xPh 2402-2] Rx 98112 Souvenir (Drdla)
[xxPh 2405] 74084-2 Zingaresca (Sarasate)
[xxPh 4305] 74083 Zapateado - Danza spagnola, Op.23-2 (Sarasate)
[xPh 4307] X 98113 Serenade (Drdla)
[xPh 4552] 62573 Images, Impressions et Souvenirs, Op.41-14: Poem (Fibich-Kubelik)
[xPh 4554] 62574 Berceuse, Op.56 (Drdla)




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by ibotarow | 2018-05-27 08:20 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)
2018年 05月 20日

クーベリックFONOTIPIA 前半

ヤン・クーベリックG&Tに続いてFonotipiaの回転数を調べます。
Fonotipiaのリストを拙ブログから再掲しますと、

Jan Kubelik FONOTIPIA Recordings

1905.05.Milan
[xPh 270] 39162 Souvenir (Drdla)
[xPh 271] 39191 Serenade, Op.4 (d'Ambrosio)
[xPh 272] 39163 Danse Hongroise Nachez)
[xPh 272-2] 39163-2 do X 99983
[xPh 273-2] 39164 FAUST: Fantaisie brillante a- Rondo de Méphisto, Op.20 (Gounod-Wieniawski)
[xxxPh 275] 69013 Variazioni sull'Inno Nazionale Inglese (Paganini)
[xPh 276] 39192 Moto perpetuo, Op.11 (Paganini)
[xxxPh 283] 69010 LUCIA DI LAMMERMOOR: Sestetto (Donizetti- Saint-Lubin) 
[xPh 284-2] 39193 Serenade (Drdla)
[xPh 285-2] 39194 Kinderszenen, Op.15-7: Träumerei (Schumann)
[xPh 295] 39195 La ronde des lutins, Op.25 (Bazzini)
[xPh 296] 39163-3 Danse Hongroise (Nachez)

1906.11.Milan
[xPh 2228] 39925 Zephyr, Op.35-5 (Hubay) 72304
[xPh 2229] Studies (Chopin) [violin]
[xPh 2230] Partita No. 3 in E major, BWV1006: Präludium (Bach)
[xPh 2231] 39884 Scherzo Tarantelle, Op.16 (Wieniawski) Columbia F 29

1907.02.01/4 Milan
[xPh 2400] Cavatina in D, Op.85-3 (Raff)
[xPh 2400-2] 62036 do
[xPh 2401] 62037 Vision (Drdla)
[xPh 2402] 39162 Souvenir (Drdla)
[xPh 2402-2] 39162-2 do O-5904, X 99981, Rx 98112
[xPh 2403]  39193-2 Serenade (Drdla)
[xxPh 2404] Ave Maria (Schubert)
[xxPh 2405] 74084-2 Zingaresca (Sarasate) 5526 F, XX 76993

1910.03/07 or 1910/4/10 Milan
[xxPh 4305] 74083 Zapateado - Danza spagnola, Op.23-2 (Sarasate) 5526 F
[xPh 4306] 39162 Souvenir (Drdla)
[xPh 4307] 39193-4 Serenade (Drdla) O-5515, X 99982, X 98113
[xPh 4308] UNP Images, Impressions et Souvenirs, Op.41-14: Poem (Fibich-Kubelik)

1911.03. ? or 1911/5/30 Milan
[xPh 4552] 62573 Images, Impressions et Souvenirs, Op.41-14: Poem (Fibich-Kubelik)
[xPh 4553] 62496 Serenata Napoletana(Sgambati)
[xPh 4554] 62574 Berceuse, Op.56 (Drdla)
[xxPh 4555] 74084 Zingaresca (Sarasate) 5526 F
[xxPh 4556] 74086 Concertos in D (Paganini) : Cadenza (Kubelik) 5527 F
[xPh 4557] 62497 Le cygne (Saint-Saëns)
[xxPh 4558] 74085 Capriccio in G minor, Op. 1-6 (Paganini) 5527 F
[xPh 4559] 62603 Sérénade de Pierrot (Randegger)
[xPh 4560] UNP Zigeunerweisen, Op. 20-1(Sarasate)
[xxPh 4555?] UNISSUED Variations in A major (Paganini)

まず、1905年録音で調査するのは下記の8面です。

[xPh 270] 39162 Souvenir (Drdla)
[xPh 271] 39191 Serenade, (d'Ambrosio)
[xPh 272] 39163 Danse Hongroise Nachez)
[xPh 273-2] 39164 FAUST: Fantaisie brillante a- Rondo de Méphisto (Gounod-Wieniawski)
[xPh 276] 39192 Moto perpetuo (Paganini)
[xPh 284-2] 39193 Serenade (Drdla)
[xPh 285-2] 39194 Kinderszenen: Träumerei (Schumann)
[xPh 295] 39195 La ronde des lutins (Bazzini)

これらを78 rpmで再生した時の300 Hzから600 HzまでのスペクトルをFig. 1に示します。

d0090784_17265156.jpg
ピッチはわりと揃っているようです。

個別のデータはMoreを見ていただくとして、A4=440 Hzで推定した回転数をFig. 18にまとめます。

d0090784_08055713.jpg

パガニーニの無窮動だけ、飛び離れた値になりましたが、果たしてあっているでしょうか?
これらの回転数で再生したMP3音源を下記にアップしました。

[xPh 270] 39162 Souvenir (Drdla)
[xPh 271] 39191 Serenade, (d'Ambrosio)
[xPh 272] 39163 Danse Hongroise Nachez)
[xPh 273-2] 39164 FAUST: Fantaisie brillante a- Rondo de Méphisto (Gounod-Wieniawski)
[xPh 276] 39192 Moto perpetuo (Paganini)
[xPh 284-2] 39193 Serenade (Drdla)
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by ibotarow | 2018-05-20 10:48 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Comments(0)