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2018年 07月 01日

エネスコのRemington盤その2

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SP盤の回転数調べも少々飽きてきたし、梅雨の間はLPを聴こうと思っていたら、なんと、もう明けてしまったようです。
しかし何年か前も、気象庁の発表を信じてレコードケースの乾燥剤を出してしまったら、その後、戻り梅雨になってえらい目に会ったことがありますので、もう少し様子を見ます。

前報「エネスコのバッハ無伴奏Remington盤」で、エネスコのRemington録音のリストを示しましたが、ヴァイオリン独奏盤を再掲すると、

PL-1-149
Bach: Sonata No. 2 in B minor for Violin Solo (Partita No. 1 in B minor)
R-149-42
Enesco: Sonata No. 2 in F minor.
With Celiny Chailley-Richez, piano
R-149-50
Schumann: Sonata No. 2 in D minor Op. 121.
With Celiny Chailley-Richez, piano

の3枚あります。
このたび、シューマンのソナタ第2番
RLP-149-50-A [AV 33-356] 1. Maestoso - Allegro / 2. Molto vivace
RLP-149-50-B [AV 33-357] 3. Allegretto moderato / 4. Allegro molto agitato
を入手しました。
このレコードは、たしか野口晴哉氏がラジオ技術誌で紹介されていたので、昔から気にはなっていましたが、バッハ無伴奏の陰に隠れて、今まで未聴のままでした。、

さっそく同年代のタンノイモノで聴いてみました。イコライザはRIAAです。
このカートリッジはシールドが悪いのか多少ハムを引きますが、演奏者の表情を生き生きと再現する点において、例えばDL102のソツのない音とは別の世界を持っています。

音は、良い意味で予想を裏切られました。
バッハ無伴奏の硬直した音と違って、たっぷりとした柔らかな音です。
これはバッハより周波数レンジが広いせいでしょうか、テープ録音ではないかと思わせます。

例のTHE REMINGTON SITEのEnescoのページ[1]によると、シューマンが発売されたのは1952年5月で、ジャケットには"Copyright 1951"の文字がありましたので、その頃には、ケチなDon Gaborもテープレコーダを導入していたのかもしれません。

演奏は、玄妙にして幽遠、などという自分でも何を言ってるのかよくわからない言葉を並べたくなりますが、決して抹香臭い枯淡の境地ではなく色気もあります。
バッハ無伴奏のような音程の不安定さは、全く気になりません。
やはりエネスコはこういう情緒連綿たる曲を弾かせるとジプシーの血?が騒ぐのですかねえ。
しなやかなボーイングで、水を得た魚のように無碍自在の世界に遊んでいます。

Reference
[1] http://www.soundfountain.org/rem/remenes.html#CONTINENTAL


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# by ibotarow | 2018-07-01 08:19 | ヴァイオリン_電気録音 | Trackback | Comments(0)