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2018年 04月 01日

クライスラーG&T その2

クライスラーのG&T4枚については、前回、 復刻CDとピッチを合わせて回転数を求めましたが、今回ティボーFonotipiaで用いた、演奏全体のスペクトルからピッチ推定する方法を適用し、再度回転数を求めることにしました。

まず、Biddulphの復刻CDの300 Hzから600 HzのスペクトルをFig. 1に示します。

d0090784_15424484.jpg

あまりピッチが揃っているとは言えませんが、A4=440 Hz前後に揃えたいという意思は感じられます。
次に、レコードを78 rpmで再生した時の300 Hzから600 HzのスペクトルをFig. 2に示します。

d0090784_15424499.jpg

当然ながら、ピッチはCD以上にばらついています。
このデータからA4付近のピーク周波数を拾うと、

Chanson sans paroles (Tschaikowsky); 458.25 Hz 
Sarabande (Sulzer) and L'Abeille (Schubert); 453.54 Hz 
Prelude in E (Bach); 450.18 Hz
Air on the G string (Bach); 442.10 Hz

となりました。
ここではピーク値を示した周波数をそのまま用い、カーブフィッティング等の処理は行っていません。
これらの値から、A4=440 Hzになる回転数を求めると、

Chanson sans paroles (Tschaikowsky); 78*440/458.25=74.89 rpm  
Sarabande (Sulzer) and L'Abeille (Schubert); 78*440/453.54=75.67 rpm  
Prelude in E (Bach); 78*440/450.18=76.24 rpm  
Air on the G string (Bach); 78*440/442.10=77.63 rpm  

となりました。
前回求めた復刻CDと合わせた回転数との比較をFig. 3に示します。

d0090784_15424409.jpg

多少差はありますが、全体的な傾向は似ています。
最後に、A4=440 Hzになるように、上記の回転数に合わせたレコード再生音源の300 Hzから600 HzのスペクトルをFig. 4に示します。

d0090784_15424495.jpg

Fig. 1よりピッチは揃っており、単純にピーク周波数を採用しても、まあ大丈夫なようです。
この回転数で再生したMP3音源を下記にアップしました。

Chanson sans paroles (Tschaikowsky); https://yahoo.jp/box/uXUGQk
Sarabande (Sulzer) and L'Abeille (Schubert); https://yahoo.jp/box/Pjki62 
Prelude in E (Bach); https://yahoo.jp/box/gzhbxR
Air on the G string (Bach); https://yahoo.jp/box/jCxQIS

前回の回転数の音源はそのまま置いてあります。ボクには違いが全くわかりませんが。


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# by ibotarow | 2018-04-01 08:04 | ヴァイオリン_ラッパ吹き込み | Trackback | Comments(0)